パン屋さんの壁紙(クロス)を貼らして頂きました。
ちょっと趣向を変えて壁紙の話・・・
店鋪でも住宅でもよく使う素材に壁紙があります。
壁紙にはいろいろな色や柄があるのですが、サンゲツから出ている商品でたいがい間にあいます。
数社壁紙メーカーがあるのですが一番大手のサンゲツ1社でも数種類のカタログ見本帳があり、高価なものから標準品(定価1000円/平米)、そして量産品(定価650円/平米程度)までいろいろと種類があります。
よくお客様から伺う話は、数種類から選んで欲しいと壁紙の数種類の実物サンプルを見せられましたと云うお話なんですがそれはたぶん量産品のサンプルです。
量産品はマンションの壁や事務所の壁のように誰からも文句が出ないようなアイボリー系統で微妙に柄が違うものです。
定番商品ですので集合住宅や賃貸マンションなどに使用され常に在庫の確保を考えている商品です。
私は通常標準品の見本帳を持って行くのですが、こんなに種類があるのですね〜と驚かれます。
高価な部類の商品カタログもあるのですが、これは店鋪やホテルなどで使用する事が多いです。
簡単な施工手順の説明なのですが、プラスターボードの継ぎ目などの凹凸を無くすためにパテ(ヤヨイ化学子業・スキームVに水を混ぜて耳たぶぐらいの固さにしたもの)
に硬化促進剤(ブレンディー)を振りかけてよく混ぜあわせたものをコテで塗ります。
そして塗り込んだパテを乾いたら紙ヤスリで凹凸をさらに無くしのりを付けた壁紙を貼ると云う手順になります。
のり付けも重なり部分に養生のテープがあったりいろいろ工夫があるのですが、文章では表現が難しくきりがないので、このへんでやめときます。
貼る時も簡単そうに作業をするのですが、なかなか難しいと思います。
彼の腰袋には壁紙を貼る事に徹した工具が入っているのですが、なるほどと思うものがぎっしり詰まっています。
どんな職種の職人さんでもそうですが、腰袋がしっかり整理された職人さんは仕事も速く仕上も綺麗です。
どんなにしゃべりが上手で愛想が良かっても、まず腰袋を見て下さい。だいたいその職人さんの技量がわかります。
そんなこんなで一日でこのぐらい(12帖)の広さなら天井と壁は2人の職人で終わります。
作業日数の参考になりましたでしょうか・・・?
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