省エネリフォーム
「原発を減らしたい!」・・・未来の子供たちの為に大人ができること
原発の発電量(952Pj)は家庭の電力消費量(1044Pj)にほぼ匹敵します。
目標は「電力消費量半分」と「化石燃料エネルギー消費半分」です。
1985年から2012年では、ほぼ倍のエネルギーを消費しています。
少なくても電力消費量を半分にすると、原発は半分ですみます。再生可能エネルギーなどを増やし企業なども節電に努力すれば、原発0も決して無理な話ではありません。
1985年は日航機墜落事故や阪神優勝の年です、あの時代私たちは何か困ったでしょうか?
1985年まで消費量をもどしましょう。ちなみに1986年からバブル突入です。
一戸建ての年間エネルギー(90ギガジュール)消費量の割合を見ると、暖房と家電・給湯の割合が高いことがわかります。
順番に各エネルギーを減らす事をお伝えします。
暖房エネルギーを減らそう
神戸あたりの平均的な4人家族のエネルギー消費のうち、暖房は25%程を占めます。冬場にいかに室内温度を下げないかを考えると、①窓廻りの工夫②断熱性を上げる③太陽の熱を利用するとかです。
一番簡単な事は、「カーテン」です。カーテンを必ず床まで伸ばし、できれば厚手のものにして下さい。上部にカーテンボックスをつけると効果は上がります。窓からの熱放出が暖房効率を落としてしまいます。
次に簡単にできるのは、内窓をつけると効果があります。
「LIXILリクシル」などで検索すると商品は大きな窓で60,000円ぐらいです。
後は、晴れた日にカーテンを開けましょう。
南面の掃き出し窓であれば、900W程の熱が得られます。
ほぼ電気ストーブ1台分です。
カーテンをつける+内窓をつける+晴れた日に窓を開ける
=LDK30㎡(大きな窓2つと小さな窓1つ)の暖房費が年間17,500円削減!
朝10時に10℃だったLDKの4時間後の室温が
Before 11℃→ After 13.5℃ に変わります。
[ リフォーム時にできること ]
■ まずは内窓を入れよう(比較的容易・安価)
■ 天井に断熱材を入れよう(比較的容易・安価)夏場にも有効
■ 床に断熱材を入れよう
もちろん新築の際は、最低でも「次世代省エネルギー基準」以上で
冷房エネルギーを減らそう
冬には暖房機として活躍する日射ですが、夏には暑さの元になります。800Wのストーブを点けていることと同じです。
一番簡単なのが、1,000円以下の「すだれ」をつけることです。LDKの冷房エネルギーが約22%削減し、年間で約4,000円節約できます。
そして、夜、外気温が下がったら、いっきに窓を開け冷たい空気をいれましょう。神戸は夏場の夜間は北からの風が多く吹くので、特に南北の風通しを工夫しましょう。
しかし、案外すだれがあると風を通しにくいものです、最近なら「ルーバー調整雨戸」などを利用すれば、目隠し効果もあり便利です。
「窓まわりの小さなリフォーム+暮らしの工夫」でも、快適性が向上して、25%ぐらいの省エネは実現します。
給湯設備を見直そう
次に給湯設備(全体の25%)ですが、細かな説明は各メーカーサイトで確認していただくとして、簡単な目安だけ紹介。
● 大家族で、年間を通じて電気もお湯もたくさん使う家族
● 4人家族くらいで平均的なお湯の使用量だと思う家族
⇒ エコキュート(関西電力) ※深夜電力の値段の上昇に注意
● お湯の使用量が少ないと思う家族
⇒ エコジョーズ(大阪ガス)
家電や照明の見直し
照明エネルギーは全体の12%を占めます。
単純に電球や蛍光灯をLED灯に交換しましょう。うまくやれば半分以下の消費量になります。
次に家電(全体の26%)
家電のエネルギー消費が多い物は、1位 冷蔵庫 2位 エアコン 3位 TVや温水暖房便座です。まだまだ使えるものを交換する事は無いでしょうが、交換される際は、エコ家電を選択されることで大きな効果をもたらします。5~6年で元がとれる計算になります。エアコンは昨年モデルを購入するのが得策。
太陽光発電
■ 太陽光発電は1KW(費用約50万円/KW:補助金無)の設置容量で約10GJ/年の省エネ
⇒一戸建て4人家族のエネルギー消費量は合計で90KJ/年なので4.5KWを載せると約半分になります。
⇒1KWの太陽光発電パネルには約10㎡の設置面積が必要です。4.5KWをのせるには45㎡の太陽光が効率よくあたる設置面積が必要ですので、かなり大きな屋根でないと難しい。一般的には20㎡~25㎡ぐらいです。1/4の省エネ。