倉庫を寝室に変える

 2階建木造の戸建住宅でお住まいの老夫婦のお悩みは、2階への階段での上り下り。

一日に何度も往復するとなると、足や膝への負担も多く結構しんどいものです。

 中年の私ですらアパート住まいですが、実家に行くと階段の上り下りは結構こたえます。


 そんなお悩みの依頼が、一階で生活が完結できるように、今まで使ってい倉庫を改造して寝室を作ることでした。

 

 倉庫は増築されて造られていたのですが、トタンの外壁でかなり暗い空間でした。

 

 最初の予定は、少し障害物の壁をはずして壁紙を貼る程度に考えていたのですが、解体時に少しばかり見えた内部が空洞で、これでは寝室に用途を変えた時に快適な空間にならない事が一目了然の状態。

 施主様にご報告をして、寝室にする全ての内装壁と天井を剥がし、断熱材をギュウギュウに詰め込みました。

 

 そして、倉庫であった為窓が少なく暗かったので、1箇所窓をつけさせて頂きました。

 断熱材の歴史はよくわかりませんし、何年ぐらい前に建てられた建物から必ず入っているのかなどは詳しくわかりませんが、なんらかの断熱材(いろいろな種類や工法があります)を入れるだけで、劇的に内部の温度が外気温に左右されにくくなります(充分体感できます)。


 少し古い戸建住宅で、よく壁紙だけを張り替える方が多いと思いますが、もし断熱材が入っていないなら、少し予算はプラスになりますが最低100mm以上の断熱材を無理にでも入れられる事を強くお薦めします。


 エアコンの負荷も減って省エネにもつながると思います。


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