2023年

12月

04日

児童教室とエステ店

こんにちは(Y)です!

ハンバーガーショップとスナックの改装工事が終わり、

来週からは児童発達支援事業の教室を作らせていただきます。

 

小学校就学前の発達障害のお子様等に対しての教室になるとのことで、チャイルドロックを設置することや、鍵をドアの上部に設置する等、お子様の安全を第一に優先した工事になります。

 

イメージパースのように、お子様が集団で療育できる教室のほか、個別で療育できる教室や相談室等を作っていきます。

 

私自身も小さな子供がいるので、子供を持つ身として、このような教室が少しでも多くなり、たくさんの子供と親御様が笑顔で生活してくれればと願うばかりです。

 

そして、来年1月からはエステ店の新設工事を予定しています。

 

エステによる施術と化粧品の物販を行う店舗になるため、

イメージパースのように、清潔でシンプルな仕上がりにしていきたいと思います。

 

工事開始後、経過をブログにアップしていきたいと思うので、また覗きに来てください。

 

今年も残すところあと1ヶ月ですが、良い締めくくりができるよう、明日からも一層気を引き締めて取り組んでいきます。

2023年

11月

06日

カウンターの鼻木

スナックのカウンターを少し綺麗にしたいとのご要望があり、対応させて頂きました。

まずはカウンターの鼻木(肘をかけたりするところ)がベタつく為にフイルムが貼られていました。
塗装屋さんの話では、カウンターに塗られているウレタン塗装が何層かに塗られ、長年の皮脂油が堆積してベタつきを生んでるんじゃないかと言う見解です。
確かにテーブル天板などもウレタン塗装の場合ベタつきが発生していた事があります。

鼻木に貼られたフイルムを剥がしいろいろな溶剤で拭いてはみたものの、結局ベタつきは解決しませんでした。

なんとか解決しようと塗装屋さんと相談して、鼻木のウレタン塗装を剥離材で全て剥がしてみました。

少しずつ剥離材を塗って塗料面を溶かし、コテで何度も少しずつ取ってみました。

2日間かけ5回ほど繰り返し、その都度ペーパーをかけ時間はかかりましたが、ほとんど古い塗料をとることができました。

木目の綺麗な鼻木が現れます。
ベタつきもなくなりかなりスッキリした状態になりました。

変に色をつけないで、クリアーのウレタン塗料を三度ほど重ねたのが左の写真です。

内部で使う塗料や塗り方など、本当に種類も多く、木材の種類の違いや艶やどう表現したいのかも違うので、内装業者的には非常に難しく、施主様との合意形成も難しい部分です。

なんとか今回はベタつきを取って綺麗にする目的は達せられたように思います。

何度も同じような作業をしていますが、いろいろな発見や工夫が必要なこの業界、まだまだ奥行きが深いとあらためて思います。

2023年

10月

26日

厨房用排煙処理装置の移設

工事中のハンバーガーショップなのですが、前の店舗の厨房用排煙処理装置の吹き出し位置が西方向に向いていて、訳があって向きを変える依頼が急遽ありました。

排煙装置の位置を変えるために既存のつなぎ口から切り離し、結構な重量があったので、みんなでワイワイ南側を向くように移動させました。

それからいつもお世話になっている、山口板金さんにお願いして、急遽角形のダクトを作ってもらい、無事に接続を終えたのが左の写真です。

店舗工事にはいろいろな問題ごとが多々起こります。

尻込みしていたら何にも進まないですが、勢いよく実直に進めたら何とか解決を見出す事ができると信じて、毎日現場を進めています。

季節が良く気温湿度とも最高に気持ちいが良い時期です。
今日もはりきって現場にまいります。

2023年

10月

18日

サンダーバーガー店舗工事

三宮のセンターサウス通りにあった豚丼専門店を業態変更でハンバーショップに改装中です。

前の豚丼専門店の工事をされた業者さんが建物躯体の外壁にコンパネ板を貼り、ジョリーパッドで鶯色の塗り壁にさせれいました。

ハンバーガー屋への業態変更なので、なんかこのイメージをガラッと変えたいと思い煉瓦タイルを貼った外壁に変更する案で許可を頂きました。

まず足場を設置して、今までの鶯色の壁を剥がしました。

安易な取付で割とスムーズに外せました。
外れない場合はこの塗り壁の上から煉瓦タイルを貼ろうかとも思ったのですが、結果的に良かったです。

すっかり元の躯体外壁に戻り、あの鶯色の雑な壁が無くなってスッキリしたように思います。

そして予定通り煉瓦タイルを貼りました。

できるだけリアルにアンティークな煉瓦風タイルを探したのですが、見つけたのはこのオオムラさんのシカゴブリックという商品でした。

タイルを扱うメーカーさんはそこそこ存在するのですが、店舗に使うタイルは結構少なくて、在庫数も限られている場合が多いのですが、私はオオムラさんが相性が良いのでしょうか、ここから仕入れすることが多いです。

この後、2階の壁を黒色に塗装して、開閉式のオーニングとサインを取付る予定です。

2023年

10月

12日

スナックの改装

かつては一大歓楽街の新開地・福原で初めてスナックの改装工事の依頼をうけました。

今までスナックからは問い合わすらないのですが、想像だけですが、お客さんの中に必ず一人や二人建築に関する職人さんなどがいて、そのつてで改装工事が進むことが大半だろうと想像します。

しかし今回は代替わりに伴う改装で、あえてお客さんの関係を断ち切って、依頼して頂いたようです。

ともかく古い感じのスナックで外観と店内のトイレのみの交換なのですが、まずは最初に入口のドアを変えました。
この後外装を少し変える予定です。

いつもは古い店舗の場合、高さも無いので木製のドアを作って変えるのですが、防水性とシャッター無しの治安上からアルミのドアにさせて頂きました。

毎日のように新開地に出向いているんですが、パチンコ屋ばかりで昔の演芸場や映画館が立ち並ぶ姿が懐かしく、何かの手法で再生されないかと期待しています。

2023年

10月

03日

ハンバーガー店工事開始

洒落たマンホールが設置された石畳の通りでハンバーガーショップの店舗工事を始めました。

最近iphoneで写真を撮っているので結構広く見えてる通りは写真の見た目以上に狭くて、工事車両を止めて道具や材料を降したら、すぐに車を移動させないといけない道路で、工事屋としては大変ですが、通行人にも迷惑がかかりそうで妙に恐縮する場所です。

そんな場所で最大に恐縮していた足場を工事開始2日目の今日、人通りの少ない朝から設置しました。

約90分ほどの作業でしたが、無事に何事もなく終われてほっと胸をなで下ろしている状態です。

明日以降ファサードをガラッと変えるので、サイン関係を撤去して外壁塗装と外壁タイル工事に入って行きます。

同時に内装も変更しますので、たまに経過をブログにアップしたいと思っています。

2023年

9月

20日

バーガー店計画

来月初旬からハンバーガーショップの工事にかかります。

だいぶ以前に一度、三宮東北エリアで「〇〇○バーガー」という名の店舗工事をしたことがあるのですが、訳あってすぐにその店は閉店したと聞きました。

現在も他の店舗はもちろんやっており人気店だと伺っております。
そんな中で久しぶりにバーガーショップの店舗工事をすることになりました。

ハンバーガーショップと聞くとマクドナルドやモスバーガー・バーガーキングなどナショナルブランドしか思いつかないのですが、個人店のような個性的なショップが増えれば良いのにと個人的に思っていました。

私はあまりナショナルブランドのバーガーショップには行きません。
美味しくて安いのですが、あのソフトドリンクがあまり好きではなくて、できればビールと一緒に流し込みたい派です。

今回のお店はアルコールも置くと聞いています。
完成時には、たくさんのお客さんが集まり、ビール片手にワイワイしているイメージを浮かべて工事に取り掛かりたいと思います。

2023年

8月

16日

コミュニティーカフェ「ちーさん家」

神戸の垂水区にある新多聞センター街
14店舗だけの小さな通り
かつては多聞地域最大規模の団地の住民の生活を支える為に作られたようです。

今は近くに大きなショッピングセンターができ半数近くの商店がシャッターを降ろしている状況ですが、そんな通りにお年寄りから子供さんまでがコミュニケーションをコンセプトにしたカフェの店舗工事をしています。

誰もが入りやすい雰囲気のデザインにして、オーナー様のメニュー価格も安価設定です。

すっかりお年寄りばかりになった地域ではありますが、毎日核店舗になるコープさんは、車の無いお年寄りにはかけがえのない存在です。

そんなコープさんのすぐ前ですから、工事中から通行人の方に何ができるのと聞かれるたびにカフェになる事をお話しすると、ほんとうに良かったと目を細められいろいろな思い出話をされます。

昔、喫茶店が1軒あったみたいですがそのお店もなくなり、買い物の後にゆっくりできる喫茶店がありがたいようです。

もう既に工事中から期待の声を一杯聞きました。
コンセプト通りの反響です。何か微笑ましい現場です。

8月後半にはオープンされる予定ですが、近くの方は覗いて見てください。

2023年

8月

07日

オフィースと食品製造厨房施設

6月末ごろから始めた、オフィース兼食品製造所の工事も完成に近づきました。

内装はほぼ終了して今日は洗い屋さんが清掃しています。
昨日日曜日、やっとエアコン工事が終わり今日は快適な環境で作業をしておりますが、それまでは毎日サウナの中で作業をしているかの如く、汗がボタボタ流れる日々でした。
最近は空調服の職人さんがだいぶ多くなったのですが、相変わらず老人組みの職人は長袖の作業服で、不器用な方が多いようです。

基本建物が古く、床鳴りがひどい状況だったのですが、床を補修しまくり、天井壁を作ってクロスを貼ると見違えるように綺麗になりました。

食品製造室は中古の厨房機器を施主様が仕入れ、我々が床の嵩上げ、給排水の仕込みから接続までを受け持った形で進めました。

中古の厨房機器の場合、細かな電気容量やコンセント形状、給排水の配管寸法などが分かりにくいので、現物を確認しながら進めたので、厨房メーカーが据付する時と違いちょっと手間がかかります。

しかし最近は少しでも初期費用を抑えるために中古の厨房機器を持ち込む施主様が多いように思います。
これも時代の流れなのでしょう。
我々工事業者も流れに逆らわずに笹舟の如く施主様に寄り添っていくだけです。

少しタイトな工事期間の現場でしたが、なんとか間に合って良かったと肩を撫で下ろしているところです。

2023年

7月

31日

カフェカウンター

こんにちは(Y)です。

 

垂水区のコミュニティカフェ工事もLGS下地組み、プラスターボード貼り、床下地の造作が完了し、中盤を迎えています。

 

もともと店内はスケルトンだったため、壁の全面と天井を造作しました。

 

床は、既存配管(給排水管)が店の奥側(窓の左)にあったため、配管が干渉するエリアは、既存床+150mm程の高さで、新たに床を造作しました。(調整束+パーチクルボード20mm+構造用合板12mm)

 

現在は写真にも写っている、カウンターを造作しています。

 

今回のカウンターは、床から天板までの高さが720mmのローカウンターとしました。

 

この720mmという高さは、ご家庭で使用されているダイニングテーブルとほぼ同じ高さなので、座った際に足が床につき、幅広い年齢層がゆったりできたり、お客様が長時間滞在しやすい等のメリットがあります。

 

 

カウンターには他にも、高さが950mm前後のミドルカウンター、高さが1050mm前後のハイカウンターがあり、お店のコンセプトや事業計画に沿って、カウンター高さを決定することが大切になります。

 

また、写真にあるように、厨房機器で使用する給排水管はカウンターのBOX内を通過させています。

 

こうすることで、床上げを行わない部分が増えるため、コスト削減に繋がってきます。

 

最近は猛暑日が多くバテバテな状況ですが、引き続き安全第一で頑張りたいと思います。

工事経過もまたブログにアップしていきます。

 

2023年

7月

24日

古い英国のアンティーク扉

事務所兼食品製造所(厨房)の工事も中盤を迎え、暑さにもがきながらも少しずつ進んでおります。

LGSの下地骨組み、床下地の造作、不陸調整なども済み、室内建具を取付ています。

室内の出入口に使う2箇所の室内建具のみオーナー様が購入されたアンティークの品を取り付ることになっていたのですが、流石に建具枠はアンティークショップには無かったようなので、弊社で建具に合うサイズの枠を新しく作り、吊り下げた状態です。

最終的にはハンドルをつけて錠とクローザーを取付、枠を本体に合わせて塗装する予定です。

こちらの部屋が厨房(食品製造所)になるのですが、壁には水や湿気に強いケイカル板を貼っています。

内部の壁や天井を塗装で仕上げる予定ですが、すぐに厨房機器も入れないといけないので、一番先行して壁を作っています。

こうしてブログはエアコンの効いた室内で作成できるので快適なのですが、流石にこの時期現場はエアコンはない(あっても使用できない)ので職人さん達はかなり暑さでバテているように感じます。

さあ〜、今から現場に走って、飲み物でも補給してもらおうと思います。

2023年

7月

12日

コミュニティカフェのファサード

こんにちは(Y)です!

「地域の方々の拠り所になれるような温かなカフェにしたい」という施主様からの素敵なご要望のもと、神戸市垂水区で「コミュニティカフェ」の新設工事が始まりました。

 

最近はご近所に住んでいる方でさえも、顔や名前もわからない。会話したことがない。等他人に干渉しないことが社会の常識になりつつあります。

 

勿論、深く干渉することが良いとは思いませんが、個人的には昔の下町のようなアットホームな雰囲気が大好きなので、今回のご要望を聞いたときには大変うれしく思いました。

 

今回はこのお店のファサードについて、ブログを書いていきたいと思います。

 

まずファサードとは、建物を正面から見たときの外観のこと。いわゆる建物の顔部分です。ファサードはお店のデザインや雰囲気を表現する大変重要な部分のため、お店によって様々な工夫が必要になります。

 

今回はアットホームで居心地の良いカフェにしたいので、建具類は木製で製作することにし、大きめの框ドア・FIXドア・テイクアウト用のカウンターと引違い窓の設置をご提案しました。※画像左参照(イメージパース)

 

大きなガラスがあるカフェは、外から中の様子が伺えるだけでなく、明るく開放的な雰囲気を演出し、通りからの景色や自然光を取り入れることができるため、アットホームな雰囲気にはぴったりです。

 

施主様からのこんなお店にしたい!というご要望のもと、お店の魅力を最大限演出できるように、これからも色々なアイデアを蓄えて行きたいと思います。

 

工事の進捗状況としては、概ねLGS下地(ライトゲージスチール)が組み終わったところで、今後は写真の開口部分に建具関係を設置することになります。

※画像右参照(現在の進行状況)

 

まだまだ工事は続きますので、工事の進捗状況またアップします!

2023年

7月

06日

Hair Salon 店舗工事完了

垂水で先月から工事をさせて頂いていたヘアーサロンの工事が終わりました。

自然な風合いで清潔感があり、老若男女が入りやすいテイストのデザインにしてみました。
三宮や元町辺りは若干若年層が多いのでクールなテイストやモダンなテイストもオシャレで良いと思うのですが、垂水のような場所ではお客様をお迎えする巾が狭くなるように思います。

しかし垂水といえどもヘアーサロンの数は非常に多く、少し見渡しても数件あるので、少なくともエリアで100件以上ありそうな激戦区な感じです。

今回の店舗は間口が狭く奥行きが長い空間でしたので受付、待合、セット面とシャンプーコーナー、そして一番奥にあるトイレとの導線、調合シンクと変則的な配置は無理でしたので、素直に一直線に並んでいる感じです。

一人でのオペーレーションとの事でしたので、遠くまで見通しもきくように配慮しました。

少しずつですが、家族や友人達がたくさん暮らすこの垂水の街で弊社の作ったお店が少しでも増えることは大変喜ばしく感謝の気持ちで一杯です。

2023年

7月

03日

中食の厨房

数年前から続くコロナ禍以降、すっかり外食が減り飲食店の新設が減ってきました。

もちろん改修工事はちょくちょくあるのですが、主に飲食店に持ち帰り用ブース(コーナー等)を作る事など業態に変化をつけてコロナ禍を乗り越えようと努力されてた店舗が多かったように思います。

そんな世の流れでウーバーなどの出前窓口が発展して、中食と呼ばれる業態(持って帰ってすぐに食べれる物)が増えてきました。

実店舗を持たずに厨房だけをレンタルしウーバーなどに登録しているところや、無人冷凍餃子や大型冷凍食品の自動販売機販売などでの為に冷凍食品を作る業者さんなんかも増えてきています。

そんな流れで、冷凍食品を製造する会社の事務所と厨房を作る工事に着手しました。

朝からLGS(ライトゲージスチール)の材料を搬入して早速天井の下地を作っていき、お昼ごろには大体できてきた状態です。

天井の形状や建物の大きさなどで、小さな店舗の時は木下地が多いのですが、単調な天井で広めの店舗でしたらLGS下地の方が断然早いです。

工期が少なくタイトな現場ですが、仕事がある事そして仕事ができる事に感謝しています。・・・・続く

2023年

6月

13日

ヘアーサロンの工事経過

ヘアーサロン(垂水区)の工事を続けています。

セット面や小さな間仕切壁あたりもでき今はシャンプーブースを作っています。

賃貸物件の為、退去後のことを考慮して給排水は床上配管としました。
その為シャンプーブースはステージの台のように作るのですが、通常写真のように調整束(高さが替えられる・不陸に対応しやすい)でパーチクルボード20mmを調整束の上に敷き、そして床強度を出すためにパーチクルボードの上に重ねて構造用合板12mmを張ると床の下地が出来上がります。

写真の奥に写っているのがシャンプーブースになります。

この台の上にシャンプーチェアーを乗せ床下を這っている給排水管と接続します。

ヘアーサロンに関わらず飲食の厨房部分やトイレ・洗面あたりでもこの方法は良く行う事例です。
いわゆる乾式床と我々は呼びますが、本格的に床を洗いたいなどの行為はできませんので、油系が多い重飲食店などでは不利な仕様ですが軽飲食やカフェぐらいなら大丈夫です。

お客様の使用用途や物件の環境などでいろいろ検討が必要となりますが、お気軽にお問い合わせいただけましたら、ご相談させていただきます。

2023年

5月

29日

ヘアーサロンの店舗工事開始

こんにちは(Y)です。

先週から神戸市垂水区で美容院の新設工事が始まりました。

 

もともと1つの倉庫として使用していた建物を3区画に区分けした物件のため、セット面2箇所・シャンプー台1箇所のコンパクトな美容院です。

 

 左の画像がイメージパースで、右写真が現在の進行状況です。

セット面は隣のお客様からの目線等が気にならないように壁を斜めに造作し、待合からの目線の遮りには、40mm×70mmの細長い衝立を設置し、空間が狭くならないようにご提案しました。

 

そして、セット面のカウンターには、壁用パイン材を貼り付け、他の壁面とは少し違ったデザインになるように進めています。

 

最終的には、このパイン材に塗装を施し、先程のイメージパースに近づけていきたいと思います。

 

特に今回のようなコンパクトな物件では、間仕切り壁等を複数箇所に造作するのではなく、全体的に重くならないような工夫が大切です。

 

弊社はプランニング及び見積書の提出まですべて無料で行っています。

まだ少しばかり余裕もありますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

2023年

4月

18日

トイレとシャワールーム

24時間フィットネスクラブの店舗工事もほぼ完成に近づいてきました。
当初現調させて頂いた時、一番懸念したのが昔からよくある古いビルのトイレをお洒落にすること。
湯沸室を給湯経路を作りシャワールームを設置すること。
そして排水給水のルート確保と給湯の新設でした。

古いビルで瞬間湯沸機(5号)がついていたのですが、シャワー対応ではガス容量が少なく16号給湯器をつけれなかったので、仕方なくプロパンガス の対応にてそこは解決。

そしてトイレは古い床タイルを全部剥がして新しいタイルに張替。
壁のタイルは予算の都合上割れたものや、もとからない部分などを同じサイズの大きさの物を使って補修し、タイルに直接塗装を施しました。

シャワールーム(シャワーユニット)もビルテナントなので置式設置タイプを選択し、コンクリート柱の隙間に入れるため一番最小のシャワーユニットを設置しました。
私が調べた限りではこのシャワーユニットが一番狭いのではないのかと思います。
ちなみに写真のシャワーユニットは室内寸法700×700mmです。

当初図面を見ると標準施工寸法以下の隙間しかなかったのですが、一か八か現物を買ってギリギリチャレンジしましたところなんとかおさまったというところです。(・・・これは何とか組立てた設備屋さんに感謝!)

これで心配した箇所も無事施工できて、ホットしたところですが、まだまだ残されている工程も詰まっているので、気を抜かず続けて行こうと思います。

工事前の写真は以下に追加しておきます。

2023年

3月

23日

ハンマードリルで床剥がし

無人24時間フィットネスクラブの内装工事を続けています。

天井のボードを剥がし軽天材を撤去し、型枠の際に残置で残っている釘などを切断処理して、天井は塗装準備が整ってきました。

続いて床の張り直し準備ですが、古い床材(Pタイル)が頑丈に張り付きその上に長尺の絨毯が貼られていたのですが、この一番下のPタイルを剥がすのに苦労しました。

かなりの年月が経って圧着が強かったので手動スクレーパーを使っての捲り作業は無理でした。

そこで登場させたのが、ハンマードリルと先端につける専用スクレーパーです。

流石にこの組み合わせで、ガンガン作業が進み120平米ぐらいを1日で剥がすことができました。
残り60平米ほどなので、後一日あればなんとか床めくりは完了しそうです。

並行して塗装屋さんが下地のプライマー塗りや養生作業をしてくれています。
明日以降、徐々に塗装の作業にも入っていけそうで、少しずつですが完成に向けて進んでいます。

2023年

3月

13日

フィットネスクラブ工事中

こんにちは(Y)です。

東灘区の本山中町で24H営業のフィットネスクラブの店舗工事をしています。

 

もとは会社の事務所として使用されていて、広さは約185㎡と大きめの店舗です。

 

工事内容は、天井の解体やスタッフルーム・更衣室の新設、シャワー室の新設、壁天井の塗装工事、床の張替え工事です。

 

工事着工から3日が経過し、天井の解体が大方終了しました。

 

もともとの天井ラインは、赤線が引かれている部分なので、空間にゆとりが出た気がします。

 

どのような業種でも天井の高さはやはり重視するポイントで、毎回空間の大切さを思い知らされます。


 

このフィットネスクラブは、基本的に無人で営業されるらしく、入場口にはスマホを利用し入館できる入場ゲートを設置して営業されるようです。

 

 

スタッフが常勤していない分、月額料金等の価格が安くなり、利用者側としてはかなりありがたい。。

 

スマホがますます普及していく中、このような形の営業形態を取る業種が多くなってくるのかもしれませんね。

 

次はスタッフルーム新設等の工程に入ります。

工事経過は随時ブログにアップしていきますので、また見に来てください。

 

 

どのような仕上がりになるのか楽しみです。

2023年

2月

06日

換気フード

西区の押部谷で鉄板焼・お好み焼き店の工事をしています。

結構古いビルでもとは洋菓子屋さん。
あまり予算をかけないで店舗を改装させたいとのご要望で、装飾を抑えめで工事を進めています。

ほとんど給排水工事と電気工事、それとガス工事と少しの内装工事なのですが、やっぱり換気工事は必要です。

いつもは換気フードをステンレスで作るのですが、この写真のようなサイズになるとかなり費用がかかってきます。

今回は予算抑えめということで、カラー鋼板で作りました。
かなりの長期で考えた場合、亜鉛引鋼板とステンレス綱板の違いは多少出てくるでしょうが、機能的にはなんら変わらないので、このような作りでも良いかと思います。

コロナの収束は見えてきましたが、まだまだ飲食店にお客様が戻るのも時間がかかりそうな気配です。

できるだけ安価に店舗工事を考えるのも大事ですね。

2022年

12月

19日

トラックのラッピング店

こんにちは(Y)です!

今年も残すところあと僅かになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

弊社はありがたいことに、見積り依頼や工事依頼が多くなってきており、少し忙しくなってきました。

さて、先日は「トラックのラッピング店」への改装見積り依頼を頂き、姫路市へ現地調査に伺いました。

 

写真の通り、建物はかなり大きく、ここに事務所と作業場を新設したいとのご依頼でした。

現在の予定では、外壁の塗装、事務所部分への壁・天井の造作、事務所から作業場が確認できる窓の設置や、トイレ交換等、全般的な改装工事を予定し、見積もり及びパースをご提出する予定です。

 

私自身トラックのラッピング店は初めて聞いた仕事でしたが、道路を走っているトラックを見ると、会社名や会社のロゴ等は当たり前にラッピングされており、様々なお仕事があり、世の中は回っているなぁと感じました。

 

これからはもっと、様々なお仕事に関心を持ち、知識豊富な一人前になれるように頑張りたいと思います。

 

弊社は、無料でプランニングを作り見積をお出ししております。

まだ少しばかり余裕もありますので、どうぞお気軽にお問い合わせしてください。

よろしくお願いいたします。

 

2022年

11月

21日

プランニング

新人の(Y)君、入社から既に5ヶ月が過ぎだいぶプランニングができるようになってきました。

前職が不動産管理会社で弊社とは全く畑違いというわけではないのですが、内装業界は初めての事で、細かなことは全く知るすべがなかったようです。

それでも少しづつですがプランニングができてきて、上の画像は現在進行中の案件で今ではプレゼンに持って行けるぐらいのレベルにはなってきました。

まだまだ小さな知識を蓄積していかないといけないのですが、経験を重ねて積み上げていって欲しいと思います。

一つの案件の図面を作成しながら、こうして画像で確認することで、どこか無理なところがないかや全体の雰囲気などを調整しながら進めていきます。
この図面と画像をもとに打ち合わせを重ねると、施主様との認識のズレは少なくなり、結果的に互いに良い効果を生み出します。

無料でプランニングを作り見積を出しているのですが、まだ少しばかり余裕もあります。
どうぞお気軽にお問い合わせしてください。
よろしくお願い致します。

2022年

9月

21日

音楽教室

お久しぶりです、(Y)です!

現在、西宮市仁川で音楽教室の新設工事をさせて頂いています。

 

音楽教室のため、楽器演奏時の店外への音漏れが懸念されることから、間柱間(LGS下地)へ写真の吸音ウールを敷き詰めました。

これは、空気層に充填する吸音材です。

楽器を使用する店内へは必要不可欠なものであると考えており、効果も期待できそうです。

 

上記の吸音ウールを敷き詰めた後、ダイケン遮音パネル12.5mm(GB0104)を貼っていき下地の完成です。この遮音パネルは、9.5mmのプラスターボードに3mmの突起付制振マットを積層したパネルになっており、遮音性のあるパネルになっています。

 

近隣への配慮が必要な店舗では、下地材を少し工夫することで、問題は解決できることがほとんどです。

 

この遮音パネルは直接クロスを貼ることが可能になっているため、パテ埋めの後、次はクロス貼りの作業に入ります。

工事経過は随時、ブログにアップしていきたいと思いますのでご確認いただければ嬉しいです!!

 

2022年

8月

19日

OSMO オスモ

飲食店の店舗工事でだいたいあるのが、カウンターの造作です。

最近は良くカジュアルなcafeなどはタモの積層材を使ってオイル塗装をするのですが、ナチュラルな雰囲気がつけやすくほっこりした空間には良いのですが、どうしても輪じみなどがつきやすくメンテナンスを絶やさないよにしないといけなどのデメリットがあります。

そんな事で一度塗料屋さんに良い塗料が無いか相談に行きました。
行った先は兵庫区にある株式会社モリエンさん。オスモの在庫が豊富で色々な相談にのって頂けます。

そこでおすすめされたのが、OSMOのTopOilでした。
OSMOから最近でた商品らしく、テーブルトップに特化したものでした。
今まではOSMOのフロアー用やワトコオイル等を塗っていました。

この商品は、輪じみや高音の物を載せても比較的良いという事で、これを塗ってみようと思います。
昨日塗ったところで乾燥がまだで結果はまだ判明してないのですが、また機会があればご報告したいと思います。

そしてカウンターの仕上を簡単にプロットにしてみました。
他にも色々な仕様がありますが思いつくままに作ったものなのでご容赦下さい。
参考になればと思います。

2022年

8月

06日

ARCHICADについて

弊社では私がサラリーマン時代を含め20年ほど前から、アーキキャドを使用して、お客様に出来上がりイメージのプレゼンをしています。

長く使っているので他のキャドに変えるのも難しく、ひたすらこのキャドを使っている状態です。
20年ぐらい前の時は今ほど機能も多くなく、レンダリングなども簡易なものでした。

そのキャドもどんどん進化していき、本当にプレゼンで提案したものが現場で再現されていく感じです。

今では進化したアーキキャドの機能の半分も使いこなせていないかと嘆いていますが、もっと深くこのキャドと向き合いたいと思っています。

元町中華街のシェアキッチンの工事もお盆明けぐらいには完成できそうです。
ご利用になりたい方はお気軽にお問い合わせください。
実験的にサービス期間を設けるそうです。(かなり優遇は聞いていただけそうですよ!)

2022年

7月

27日

シェアキッチンとクラウドキッチン③

こんにちは(Y)です。神戸元町南京町の店舗工事が進んできました。

 

本日は写真に設置しているケーブルラック(キャットウォークのようなもの)についてご紹介します。

 

当初施工前のプランでは天井裏に通っていた電気配線を1箇所に集約させ、集約された箇所に梁を作って配線を見えない形にしようとしていました。

 

が、しかし、、実際に天井を剥がしてみると、配線のたわみが思っていた以上に激しく、思っていたよりも複数の電気配線が通っていたため、急遽配線を露出させるデザインへ変更しました。そこで使用したのが上の写真にある、〜〜です。

 

これは見ての通り、天井部分(鉄筋部分)に金物を取り付け、たらされた長方形のレースウェイに配線を乗せる、シンプルな構造です。

 

実際に天井を剥がしてからでないと、配線がどのように通っているかがわからないため、今回のようなケースではかなり便利です。

デザインも非常にシンプルなもので、お店の雰囲気を邪魔することなく使用できるので、多くの店舗で見かけると思います。

 

思いつきそうで、思いつかない製品を考えた方に尊敬するばかりです。

 

 

 

これからは現在見えている石膏ボード(緑色)にクロスを貼ったり、厨房機器を設置したり等工事が終盤を迎えてきます。

 

 

工事経過は随時ブログにupしていきますので、よかったらまた見にきてくださいね。あ、あと、コロナウイルスが再流行してきたので、皆様もお体には気をつけてください。

2022年

7月

11日

シェアキッチンとクラウドキッチン②

こんにちは(Y)です。神戸元町中華街のシェアキッチン工事が始まりました。

 

今日の中華街には他県からの修学旅行生?がおられ、先日よりも人通りは少し多かったですが、未だコロナ前ほどのお客は戻ってきていません。

 

ただ、中華街の方々は各々で店頭販売を行なっていたり、若者に流行りのインスタ映え商品を販売している新しい店舗等もあり、コロナがもう少し落ち着くと、活気のあふれた中華街にすぐに戻れるような雰囲気でした。早く以前の中華街へ戻れるようコロナの収束を願うばかりです。

 

さてさて本題に入ります。1枚目の写真は現地調査に伺った際の写真ですが、元々は倉庫として使用されており、床が上がっているせいか少し天井が低い印象です。本日はこの天井部分を解体する作業に入りました。

 

配線やエアコンを隠すために作られている天井ですが、配線類を綺麗に整理し、エアコン本体を現した形にして塗装をすれば、スケルトンの天井でもかなりおしゃれになると個人的には思っています。

 

また、もともとよりもかなり天井高が高くなり圧迫感がなくなってくるので、開放的な印象になり、お客様が入られる飲食店等にはおすすめです。

普段は天井を解体することなんて思いもしませんが、この作業だけでも印象がかなり変わってきます。

明日からは壁等を作る造作工事に入るので、工事経過を随時アップしていきたいと思います。

2022年

7月

07日

シェアキッチンとクラウドキッチン

神戸元町中華街にある、食材商社様の倉庫に小さなシェアキッチンを作ることになりました。

コロナが落ち着きを取り戻したものの、まだ中華街には、コロナ前ほどのお客は戻ってないようです。

最近他の物件でもクラウドキッチンを作る話があり、中食業界(外食と内食の間の業態)がUberや出前館の認知で新たな市場を作り出しているようです。

店舗を持たなくてもシェアキッチンやクラウドキッチンを利用することで、飲食業界に参入するチャンスになりそうです。

今回は食材商社の小さな倉庫を活用してシェアキッチンを作ります。何にでも使えそうな、カフェスタイルの店舗にするつもりです。

平日の1〜2日実験的に借りるのも良いでしょうし、イベント的に期間限定で借りられるのも良いかと思います。

まだまだ消費者の行動形態が見えない状況ですので、実験的な意味合いで、こう言った場所を利用して、消費者の趣向などを探られるのも良いのではないでしょうか・・

2022年

6月

20日

西鈴蘭台のカフェ工事

こんにちは(Y)です。

西鈴蘭台の関西スーパーが入っているレ・アールの2Fにカフェが出来ます。

ここは当社の大工さんの奥様が念願のカフェ経営をしたいとのことで、弊社も少し協力しました。

写真は工事前の現地調査段階です。ご覧の通り、以前の店舗が長らく営業していたせいか、かなり年季が入っている状態でした。

 

全体的に茶色や焦茶色が多く使用されていた店内でしたが、タイル等を白色に再塗装することで、明るく清潔感のある店内になりました。

 

奥様はフラワーアレンジメントもされているとのことで、奥様がアレンジしたお花もお店で購入することができます。

そのため、店内のカウンターには自然な風合いを感じさせる木材を使用し、自然な雰囲気と清潔感のある雰囲気が合わさることで、とても入りやすく、ハッピーになれるような空間に改装することができました。

 

6月26日にオープンされますので、近くにお立ち寄りの際は、ぜひ「cafe tantan」へ足をお運びください。

2022年

6月

13日

近況報告!

こんにちは。(Y)です!

入社してから早2週間。

 

早く一人前になれるよう努力していかなくては…。と思い「インテリアコーディネーター試験」に挑戦することを決めました!

 

10月が試験なので今から詰め込んでなんとか合格します!(合格率は23%)

 

ちなみに、わからない箇所は社長に全部教えてもらうので、他の受験生よりは優位かな…なんて思ってます。(笑)

 さてまたまた近況報告ですが、会社のinstagramとtiktokを作成してみました。

 

SNSはあまりしたことがないので、ここでも使い方の勉強からスタートしてます(笑)

 

日々の工事の様子や、今までの施工事例等、店舗工事やリフォーム・リノベーション工事に関係することを投稿していきます。(ちょっと投稿してみました)

 

本当に暇で仕方がない時にでも確認いただけたら幸いです。

 

2022年

6月

03日

初めまして!

初めまして!(株)ホーム•リノへ6月1日から入社しました(Y)と申します。

今までは不動産業界で6年程働いており、店舗や住居を管理・売買する立場でしたが、今後は作る立場の仕事になります。

今までの経験を生かし、お客様目線でリノベーションや店舗作りに関わりたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 

 

早速昨日、2店舗の現地調査に行ってきました。

これから事業を始めようとする方々にはどこか自信を感じ、オーラがあるなあとつくづく感じます。

これから様々な方々と出会うことを楽しみにしています。

2022年

5月

21日

ヘアーサロンの工事その2

以前のセット面には、この壁の中あたりに柱形(壁から突き出して半面だけ見えている柱があり、その柱がセット面を2+1と柱形で別れていました。


鉄鋼造の建物やRCの建物は柱を壁内にする為どうしても柱形が内部に残ります。

今回改装にあたって工夫をしたのは、セット面を斜めに配置することで、その柱形を造作壁の内部にわからないように納めました。

3席のセット面は綺麗に配置できました。
1席の有効幅は160cmです。普通より10cm広げているのですが、ゆったりした席幅に感じます。

そしてお客様の目線を緩和させる間仕切を作ったのですが、べったりした壁だと奥行感がなくなるので、米栂の無垢材(40×70mm)で縦格子としました。

シンプルな造作ですが、できるだけ無垢材の良さがでるように心がけています。

この後、塗装や壁紙、照明器具等、仕上げ工事に入っていきます。

短期工事なので、作業工程でつまずかないようにしたいと思います。

2022年

5月

19日

ヘアーサロンの工事

16日月曜日から2週間の予定で、ヘアーサロンの改修工事に入りました。

最近資材遅れなどがあるため、数週間前には必要な資材の注文を入れておき、工事に取り掛かった次第です。

コロナ禍前では資材遅れはあまり考えずにできていたことも、今の時期は本当に心配になります。

 

まずは解体工事からですが、この写真の鏡を外すのが一番面倒だろうと思っていました。

ほとんど弊社でも同じですが、鏡を取り付ける際は、鏡の裏に専用の両面テープとコーキング材で貼り付けるのが一般的です。

 

一旦貼り付けた鏡は割らないと剥がれないので、粉砕するのですが、破片が飛び散り危険です。

マスキングテープなどを使用しながら外し終えました。
最大の難所を超えたようでホットします。
ずーと同じ気持ちで工事をやっているようですが、所々で不安が出ていきます。

30日まで2週間、何事もなく改修工事が終えることを願うだけです。

2022年

5月

06日

ダイケン スライデックス

このGW中に垂水の喫茶店工事もクロスや床材を貼ったり、照明器具をつけたりして、概ね出来上がった感が出てきました。

マンションなどのリフォーム工事は大型連休中は近隣への配慮で工事ができませんが、店舗の場合は連休中でも工事をすることができる場合が多く日当の職人は本当に助かります。

いつもと特別違った工事をしていないので、なんの情報を伝えたら良いか悩みましたが、今回はスライディングドアの金物をご紹介いたします。

入口の框ドアを手動で開閉させるのですが、お客様に高齢者が多いとのお話を伺っていたので、自閉式のスライディング金具にしました。
商品は(株)ダイケンのスライデックス HCS-50型というもので、50キロぐらいまでの扉なら対応できるようです。
オイル抵抗がついた滑車がレールに沿って動くのですが、レールを少し傾斜さすことで低い方に自閉するわかりやすい方法です。
少し高い金物ですが、お年を召された方には開閉しやすいと思います。

2022年

4月

28日

Fish Dance Music Place

少し前から少しずつ工事をさせて頂いていた、FDMCの工事を終えました。

入口周りの外壁を塗装して、文字を書き入れ、ドアなどを塗装しました。

50年程前の建物で外壁塗料がそうとうくたびれていて、ポロポロ剥がれる状態です。なんとか後10年ぐらいはもって欲しいところです。

内部はフロントホールだけでしたが、少しの間仕切壁を作り、床のタイルカーペットを張替しました。音楽の練習場としては、立地や環境はバツグンの場所だと思います。

そして使用料も想像以上にお安いです。

一旦は建て壊しの予定だったそうですが、こんな文化的に利用できる建物を残さないとと思います。

私の若かりしき頃はスマホやSNSなどもなかったので、音楽やファッションや出会い等は人と人の直接コミュニケーションで共有できて、ディスコやイベントなどはそんな大事な情報ツールでした。
時代遅れかもしれませんが、電車の中でみんながスマホ相手に睨めっこしている状況は少し寂しい気がします。

2022年

4月

22日

みやまめ珈琲

2月から店舗工事をしていたお店の引き渡しを終えました。
場所は阪急夙川高架下商店街。
おそらくもう50年ぐらい前からある商店街です。
今はシャッターがたくさん閉まっているのですが、半分ぐらいのお店が開いています。

 

今回の店舗は”INOSHISHI BAKAYARO ・・・・・・”という長い長い店名焼肉バル風なお店を一旦潰しての居抜き改装です。

右隣のシーエスバーガーさんは有名な美味しいハンバーガー屋さんで、元気で愛想の良い、ちょい悪オヤジのオーナーさんがアメリカンでノスタルジックなお店をされています。

そして左隣もちょい悪オヤジのオーナーさんが輸入バイク関係のショップをされていて、ビキニの女性が長いサーフボードで優雅な波乗りしている時代を彷彿させるサーフボードやスケートボードをなぜかディスプレーされています。たぶんオールドサーファーでしょうね・・。

なかなか手強そうなちょい悪オヤジに挟まれて、これから仲良く開店される自家焙煎珈琲の「みやまめ珈琲」さんも末長く繁盛していただきたいです。

今回の工事で最初から気になっていたのですが、前のお店が換気が悪く、肉を焼く煙臭が店内にきつく残っていて、香りを大事にされる珈琲焙煎に影響が残らないかと心配しましたが、残置物を撤去したり、天井を張り替えたりしていくとともに徐々に匂いはなくなっていきましたが、最後の最後までなかなか匂いが抜けきれなかったのですが、なんとか引き渡し時には残らずにいけたと安堵しました。

昔から業界では、お香の匂いと肉を焼く匂いはなかなか抜けないとよく言ったものです。

垂水の喫茶店の工事も中盤を迎えました、引き続き頑張らないといけないですね!

2022年

4月

19日

厨房の配管

垂水の喫茶店の工事を続けています。
カウンターの下地部分ができたところですが、この裏側に排水管や給水管を仕込んでいます。

2階の店舗で床を掘削して配管をすることができない建物で厨房の床を上げようかと思ったのですが、できればフラットで使えるようにしたいと思いました。

厨房側からの写真ですが、カウンターの腰部分に配管を仕込んでいます。

いわゆる乾式方式の厨房です。

 

排水には壁排水と床排水とあるのですが、これは壁排水になります。


給排水関係は飲食系では非常に大事な部分で、厨房屋さんを含めた打ち合わせや設備図面など結構慣れのいる部分でもあります。
まだまだこのお店の工事は続きますが、GW明けにはおおよその形にしたいと思います。

2022年

4月

09日

カルプ文字

夙川の焙煎珈琲店も完成に近づいて来ました。
よく屋号の壁面サイン等に使用する、カルプ文字を貼っています。

厚みのある定尺のボード(アクリルとウレタンの積層材)から、文字の形を切り抜き、文字の表面にフイルムも貼り、立ち上がりの側面は塗装をします。
写真の文字は厚みが10mmなのですが、いろいろな厚みができます。

私は一般的に文字の高さの10分の1ぐらいの厚みにするとバランスが取れると考えています。ですので文字の高さが300mmぐらいならば厚みは30mm程度という考え方です。

そして並行して工事をしている垂水のカフェの木工作業もだいぶ進みました。
カフェと表現していますが、喫茶店と表現する方があうようなお店です。
昭和の香りが残る、タバコがのめるお店を作っています。

移転店舗なのですが、既存のお客様が高年齢の方が多くゆっくりタバコを楽しめられる空間を欲しておられるようです。

私も年齢がそこそこ高い物ですし、タバコものみますので、昭和の喫茶店に好んで入ります。
あんまりおしゃれなカフェや若い娘のたくさんいる店は、照れ臭くてよう入りません。

仕事柄勉強の為に、外からジーと眺めて観察は良くしますが・・・

2022年

3月

29日

壁面タイル張り

自家焙煎珈琲店の店舗工事を続けています。
カウンターや天蓋をタモの集成材で作り終え、カウンター背面の壁にタイルを張っています。

今回選択したタイルは株式会社オオムラ様の薄型レンガ(コットンアイボリー)です。

いつもこのブログで書いているのですが、タイルを張る職人さんもすごく少なくて、若い職人を見たことがありません。

今後の長いサイクルの中で考えると非常に心配な事です。

このタイル張りでほとんどの下地工事が終わるので、この後塗装工事などを並行しながら、厨房機器の搬入を待ちます。

その後最終的な仕上げに入ろうと計画しています。

だいぶ暖かくなってきて現場的には楽になってきました。
暖かく日が長くなることはありがたい事です。
次は垂水でCafeの工事が続きます。

2022年

3月

17日

フィッシュダンスホール

1980年のバブル絶頂期、よく大人なイベントをしていたホールがありました。その隣に今でも大きな鯉のオブジェと独創的な建物があります。

当時はあまり興味をもって見ていなくて、小さな水族館ぐらいの感じで見ていたのですが、少し調べると鯉川(現在は鯉川筋)の麓にちなんで、鯉のオブジェだそうです。

建物を含め海外の方のデザインで安藤さん監修らしいです。

 

今でもすごくカッコ良くて当時の創造性を、元気な株式会社神戸市が採用した意欲的な建物とオブジェです。

そのイベントホールはその後音楽練習場として使われていたようですが、4月から民間の運営会社に変わりリスタートされるようです。

その一環でほんの少し内装の工事をさせていただいています。

内部の練習場は意外と使用料が安く、びっくりするぐらい高い天井でブラスバンドの練習(発表会)や演劇練習(イベント)・ダンス・ドローンコンテスト等々さまざまなイベントに活用できそうです。

2022年

3月

10日

自家焙煎珈琲店の工事

自家焙煎珈琲店の工事を進めています。

旧店舗と厨房の区画はさほど変わらないのですが、何を調理するかによって厨房機器が変わります。
そんな事から給水・排水・ガス配管などのルートを変えていきます。
実はこの作業における土間の掘削作業が結構ドキドキします。

なにせコンクリートの土間を削岩機で掘っていくので、結構大きな音がします。
近隣には事前に挨拶には行っているのですが、やっぱり苦情があればそれなりにいろんな対応が必要になります。

しかし、今回は隣のお店の方もお互い様と良好で、無事に削り作業も終了しました。ここまで来れば少し安心です。

そして店内にエアコンを追加するのですが、世界的なコロナ禍で半導体不足などで海外工場で生産されているエアコン機器も少し入荷に時間がかかっています。

エアコン機器に限らず、いろいろな海外工場生産品に遅延が出ております。コロナの影響でと言われると、仕方ないですよね〜。

エアコン・給湯器・住設機器・工業製品多数・・・資材不足などなど・・・

そんな状況で工事手順的に内装が進められないので、ファサードの変更を開始しました。仕上げ前の下地塗りだけでも進めようとしたところです。

今の状況がいつまで続くかわからないですが、今後の案件については、今までよりは工事期間を少し長く頂かないといけないような感じです。

2022年

2月

19日

厨房機器の廃棄

夙川で店舗工事を開始しました。
前のオーナーさんが何から何まで置いたままの店舗をまず解体しています。

その中に厨房機器もあったのですが、その厨房機器の廃棄費として7万円を新しいオーナー様に見積書を提出していたのですが、契約後厨房機器メーカーさんに廃棄費用を伺うと14万円という事でした。

見積提出した金額の倍ということになって、メーカーさんでの廃棄は予算オーバーなので、民間の廃棄業者さんに見てもらいました。

なんとか色々ご相談させて頂き予算ギリギリにおさまったのですが、明確な定価表なども見ていないないので、廃棄業者さんよっては幾分費用が違うように思います。

少なくとも5年以内の厨房機器なら無償で引き取ってくれるそうですが、それより古くなるとそれなりに費用がかかるようです。
(特にこの店舗の厨房機器はお肉を主に扱っていたので汚れが酷かった)

特にコールドテーブルなどはフロンガスなどが入っているので、どこでも廃棄できるわけではなく、色々廃棄業者さんでも事情があるそうです。

そんなこんなで工事を開始した店舗ですが、とりあえずだいぶスケルトンに近くなってきてホッとしている状況です。

2021年

12月

21日

2021年まとめ

2021年も残り10日ほどになってしましました。
今年もコロナ禍で数年前とは違う環境でしたが、ありがたい事に色々な仕事をさせて頂きました。

思えば10年前に脱サラをして、経済的な不安を背負いながらも、少しでも夢のある空間を提案したいと思い起業しました。
そして、なんとか細々ですが10年続けてこれました。
それもこれも、これまで出会ったたくさんの方々のおかげだと思います。

ありきたりの言葉ですが、本当にありがとうございました。

2022年はもっともっと夢のあるValueの高い空間を、いろんな切口から提案をさせて頂きたいと思います。
来年もよろしくお願い致します。

2021年

12月

08日

サイン新設

5年ほど前にタバコ販売店をカフェに改装させて頂いたお店から、サインの増設依頼を頂きました。

店舗工事をさせて頂いたお店の中には、すでに閉店してしまったお店やオーナー代わりで別のお店になってしまったお店など様々あります。

いつまでもちょっとしたことでも、いつまでもご相談いただける事はありがたい事です。

今回は店内の少しの改装とメイン道路沿いのシャッターにサインを新設させて頂きました。

オーナーのスタイルに合わせたデザインとし、木製で手書きで作ることにより、なんとなく店内とメニューをイメージしていただけるようなサインになりました。

お店の外壁やドアなども経年変化で汚れてはきたのですが、すごく柔らかい色合いになり雰囲気がすごく良くなっています。

丁寧で美味しいお店なので、いつも女性グループで満席です。
いつまでも続くお店というのは、いくつもの良さが重なり合っているように思います。

2021年

11月

01日

ジュースバー

芦屋で少しの期間だけ「fiore」の店舗デザインと施工をさせていただきました。

壁のクロスの張替えと床の塩ビシートの張替え、カウンターの造作、ファサードのテント新設、照明器具の交換程度の工事です。
手作りの洋菓子と生ジュース(冬場はスープ)を店頭で販売されるようです。

昔は果物屋さんが果物販売の片隅でミキサーを回して販売していたのをよく目にしたのですが、今はお洒落なお店がたくさんできているようです。

少し調べると若者の間では、通称「ジュースバー」と呼ぶようです。

依頼のメインはカウンター作りだったのですが、最初は造作家具屋さんでメラポリ材のカウンターを作ろうと思ったのですが、結構コストがかかるため断念し、手作な感じで、ランバー材と集成材・羽目板で作ってみました。

オフホワイトで本体を塗装し、カウンターの集成材のみ生成りのクリアー色のウレタン塗装にしましたが、これはこれで温かみがある感じになりました。

小さな調湿ケースも立ったお客様から見やすいように少し置台も作り一体的に設置しました。カウンターの背面は収納棚になっています。

お店の方は、これからゆっくりオープンされる予定だそうです。

2021年

10月

19日

手洗の水栓について

芦屋でジュースバーを作っています。
小さなお店ですので、カウンターを作って内装の壁紙などを張り替え、照明器具を交換した程度です。

シンプルで白を基調にした内装になっています。

 

さて、タイトルの話なのですが、6月より保健所の営業許可申請の際、従業員用の手洗の水栓を自動水栓にしないといけないと指導されています。

既設の設備を使用する場合、簡単に自動水栓に換えれる商品は良いですが、写真のような場合はなかなか難しいそうです。

そして何よりも国産の自動水栓は結構高額ですし電気の供給が必要です。
通販のアジア製は電池式で安いのですが、業務用に使うには今一つ安心感がありません。

そもそも保健所の指導意図は水栓を手のひらで握ることで、水を出したり止めたりすることが、よくないと言うことなので、いつも長いハンドルに変えて、手の甲などで作動させますと説明すると、今まで通っております。

それで今回手洗器は、純正の交換ハンドルもないので、数百円程度の金物でハンドルを作ってみました。
これで、通過できると思うのですが、今から検査を受けますのでまだわかりませんが通って欲しいです。

2021年

9月

28日

カフェのファサード

本山南で工事をさせていただいているカフェのファサードです。

以前は蕎麦屋さんだったのですが、全く再利用する箇所がなかったので、新規でファサードを作りました。

店舗デザインは大体いつも同じ様になってしまうのですが、狙いは、できるだけ店内を見せる方が入りやすいという事と柔らかい雰囲気を出すためには木製のドアが良いという気持ちからです。(安価にもできやすいです)

間口は狭いのですが、テントを大きくする事で、少し大きな店舗に見える様にしました。

ロゴは、私と同じ中高大の後輩、スタジオ100の岸さんにお願いしました。
いつも簡単な説明でもすぐに組みとってくれるセンスの良い方です。

サインやグラフィックで悩んだときは彼の力は大きいです。

この写真は厨房側のファサードです。
勝手口って感じです。

白い扉とブラウンの枠、そしてガラスのモザイクタイル。
良い感じに仕上げったきました。

あとは保険所検査などを待って完成となります。


2021年

9月

21日

灘の居酒屋

2ヶ月弱程かかって、やっと灘の居酒屋もできてきました。

結構古い木造住宅で、2軒繋がりの長屋的住宅だったので、解体時は建物の傷みや損傷も多かったのですが、少しずつ補修をしたり補強をしたりしながら進めていきました。

なかなか難しい案件で、いろいろな設備が全て住宅仕様なので、そのあたりも調整しながら進め、いろいろな箇所でラッキーなことも絡んだ案件でした。

解体時は一体どれほどのことをする必要があるのか?
店舗として成り立つのか?などなど。

普段あまり使わない頭を一生懸命に使い気持ち的には悩んだ一時期でしたが、こうして出来上がったくるとなんとも言えず愛情が湧いてくるものです。

でも、しばらくは安心な建物の工事をやりたいのが本音です。(笑)

2021年

9月

08日

職人さんは繊細な感覚だ!

灘の居酒屋さんの工事もだいぶ終盤に差し掛かってきました。
最初からかなりドキドキした店舗工事でしたが、なんとか上手くできそうな気がしました。やれやれです。

店舗内の壁にラスカットをはり、そのラスカットに下地のモルタルを左官屋さんが塗ってくれています。
この後仕上げに白セメンを塗って仕上げとなります。

いろいろな職人さんと現場で話をするのですが、やはりなかなか後任者がいなくて、皆んな自分の代で終わりだと話しています。
個人的には職人さんに変われるロボットができないでしょうし、結局手作業ですることが無くなって、全て工業製品の壁仕上げ材に変わっていくのでしょう。

味気や温かみがなくなるのは残念に思います。

並行して本山南のカフェ店舗も少し形になってきました。

こちらは難問が少ないのですが、建物本体が少し傾いているので、全ての壁の垂直・水平が躯体の壁と揃いません。

違和感がない様に少しずつ調整しながら大工さんが行っていますが、こちらもロボットが判断をして変われるのは難しいと思います。
やはり人間の感覚はすごく繊細で知能的だと思います。

少し暑さも和らぎ、現場職人にはありがたい感じになってきましたが、やはり大変な作業です。

2021年

8月

26日

下地の腐食

以前おうどん屋さんだったお店をカフェに作り替える工事をしています。

最初前のままの内装を拝見した時は、壁のクロスの表面にカビが少しついていたので、長年閉めっきりにしていたからかな〜ぐらいを思っていたのですが、壁紙をめくっていくと下地のプラスターボードが湿気でフカフカで、ほぼ腐っているような状況でした。

いろいろな要因でこんな事になっているのだろうと想像はできますが、家主さんと借り手さんとの立ち位置が違うので、解消さすには少し時間がかかりそうです。

反対側の壁も下部がおんなじように腐っていて下地がボロボロです。

壁紙を剥がさないとわからなかったのですが、これもいろいろ要因は考えられそうです。

阪神大震災に崩壊せずに頑張って残った鉄骨造の小さなビルですが、目に見えない傷から少しずつうみを出しているような状況で、根本的な対策は難しいような気もしますが、できるだけのことは内装でカバーしたいと思います。

2021年

8月

06日

配管配線の仕込み

古い古い木造家屋を居酒屋さんに改装している現場です。

なにぶん古い古い建物なので、間仕切壁などを解体後、補強をしながら作業を進めています。

汗がほとばしる状態の現場ですが、みなさん一生懸命作業を進めてくれています。
電気屋さんと給排水設備屋さんが先行して配線・配管作業をしています。

我々の業界では先行した配線配管を仕込みをすると呼びます。

床のフローリングや根太を取りつつ水道配管作業が進みます。
この後床にコンクリート打つので、この配管は見えてきません。
電気の配線も壁の中に入ってしまいますので、配線も見えてきません。

しかしこの仕込みが大事な部分で、後で簡単にやり直すことができないので、結構慎重な調整や確認が必要になります。

毎年今頃の時期は暑いのが決まりですが、今年は毎日軽い熱中症になっているように思います。

2021年

7月

20日

鎧を着けた戦士

いくら病気を抱えたひ弱な体でも、立派な鎧を纏うと相手には分からないものです。

築50年以上前の木造住居を店舗に改装しています。

当然図面が残っていないので、推測を立てながら解体作業に取り掛かります。
まず不備が出てきたのがこの柱、柱の下部が腐り(シロアリか?)柱が基礎に接していません。

こちらの柱は梁に全く接していません。
既に綺麗にリフォームされた賃貸物件を解体しているのですが、壁の仕上げ材を剥がさない限りこんな事はわかりません。

20〜30年前ぐらいの築造ならこんなこともないのでしょうが、40〜50年以上前の建物だとこんな事はざらにあるように思います。

これは切断された柱。
なんだかの事情で切断をしたのでしょうが、せめて補強をと思う箇所です。

少しずつ手を入れていきながら、多少なりにも傷を回復させて少しでも長生きできる建物にしたいなと思って工事にかかっています。

2021年

6月

29日

壁紙

住宅のリフォームや店舗工事に壁紙を使うことがよくあります。
案外思い切った色を使うと新鮮な感じになるものです。

壁紙メーカーも数社あり種類もたくさんあるので、それなりに選ぶのは大変ですが、できるだけ沢山見られることが良いと思います。

この部屋はオフィースです。
黄色の壁紙は施主様が選ばれたのですが、個人的にもとても良い色だと思います。

サロンなんかにも良さそうな色です。

雑貨販売の部屋にはカウンターを作りました。
今日は塗装屋さんが朝から一生懸命に塗ってくれています。

塗装屋さんも結構あると思うのですが、ほとんどの仕事が外壁塗装や鉄骨塗装が多く、意外と繊細に室内内部の塗装を上手に塗れる人が少ないように思います。

どんな職種の職人さんにも共通するのは、本質的に、仕事に丁寧さが保てる方は安心してお願いすることができます。

2021年

6月

12日

アイアン塗料と防塵塗装

雑貨品を取り扱う会社の移転先事務所の工事をしています。
エントランス部分に扱い商品のスペースを作るために、まずはフロントのアルミサッシュを塗装してみました。
ターナーのアイアン塗料なのですが、水性の為幾分弱いかな〜とも思いますが、塗装が剥がれてもそれなりの雰囲気が出るかな〜と思っています。

元はこんな感じで、よくよくあるアルミ色のサッシュでした。
いまだアルミサッシュに適した塗料を発見できてないのですが、塗装屋さん云く、2液タイプの油性塗料ならかなり強いとも聞いています。

そして板宿のカフェの最後の作業は、万能液と言われる溶剤をかけながら、床にポリッシャーをかけました。

もとは自転車屋さんでしたので、オイル汚れなどもあったのですが、幸いに大方取れて綺麗になりました。
モルタルも薄く削られ埃もすっかりなくなりました。

長い年月を感じさすのは、床の凸凹ですが、これも味かなと思っております。

洗い屋さんが終わった翌日、塗装屋さんに防塵塗料(クリアー)を3回ほど塗ってもらったら、ピカピカの床になりました。

なんかこの自然な雰囲気はクセになりそうなぐらい気に入っていて、これからも床に何か張ったりだけでなく、この方法もどんどん取り入れたいなと思っております。

2021年

6月

03日

板宿のカフェ・終盤

板宿のカフェも終盤の仕上げ作業にかかっています。

できるだけ自然で衛生的な雰囲気にして、入店しやすいイメージを意識してみましたがいかがでしょうか?

個人的には年齢的な事も関係しているのかもしれませんが、あまりお店のイメージが主張しているお店には、入りにくい意識を持っていて、結局いつも同じような感じのお店になってしまいます。

早速オープン告知のお知らせを施主様に貼っていただきました。
工事中ズ〜と「ここ何になるの?」と聞かれてたのですが、告知とサインをつけたので、近隣の方にはわかって頂けるのかな〜と思っております。

後、モルタル床を少し研磨し防塵塗装をして完成となります。
オープン時にはコロナ規制も緩和してたら良いな〜と思います。

2021年

5月

07日

板宿のカフェ

板宿のカフェの工事をやっています。
もともと自転車屋さんで木造2階立ての一軒家です。

外壁がリシンの吹き付けで、内装工事だけではカフェにならないと思い、アルミサッシを全部撤去して、外壁も含めて改修しております。
特に窓上にある小庇が住宅ぽくて嫌で、なんとかこれを隠したいなと思うところから、外装を考えてみました。

塗り壁ベースのラスカットを小庇を含めて、ややモダンなスタイルに変更しています。
これにモルタルを塗って、ジョリパッドの塗り壁で仕上げたいと思っております。

長らく空き家状態だったようで、通りすがりの人から「何になるの?」としょっ中聞かれます。
聞かれるついでにたわいもない世間話なんかをすると結構楽しいものです。

工事とは関係ないのですが、隣のラーメン屋さん「喜八」がすごい人気で、いつも長蛇の列ができています。
美味しいもんは遠くからでもわざわざ食べに来るもんなんですね!


2021年

4月

22日

なかなかバタバタしています。

毎年のことですが、春頃に工事の依頼をいただく件数が多くなります。

苦楽園で5年前に向かって右側のヘアーサロンを作らせていただき、今回左側に倉庫兼研修所を作らせていただきました。

テントの形や色、外壁の色も少しだけ変えましたが、ほぼ姉妹のようになりました。
倉庫も兼ねているので、大きな引戸を作りましたが、この扉が50kgほどになってしまい、過去最大の木製ドアになりました。

高速長田で洋菓子店の工事をしています。
かつては古い個人店で洗剤や医薬部外品を販売されているところでしたが、さすがに大手の薬品店が近くに大量に出店されているので、その役割を終えたのだと思います。

そしてほとんど外壁周りだけを変えて、新規に洋菓子店に変えています。
洋菓子ケースの都合で少しオープンが遅れていますが、5月末頃にはオープン予定です。

こちらは1週間の改装期間で、今突貫でやっている、甲南山手のヘアーサロンです。

着付け室を設けるのが真の目的ですが、サイドシャンプーをバックシャンプに変えたりとついでに色々させていただいております。

なかなかバタバタはしておりますが、少し落ち着かないといけないと自分に言っているのですが、うまくいかないものです。

間も無く還暦を迎えるのですが、孫のためにももう少し頑張りたいと思います。

2021年

4月

08日

ダイソー

コピックが1本400円近くもするので、なかなか手着色に戸惑っていたのですが、コピックを真似た商品がダイソーで2本100円で売っていたので、早速購入して塗ってみました。

さすがに2本100円の商品はなめらかさや発色性はダメですが、淡い色目はなんとなく使う分にはありかもしれません。
濃いカラーは??です。

いつもはパース類は3Dレンダリングで出力するのですが、何かパースに温かみがでなくて、いろいろipadにpencilで書くなども挑戦してみたのですが、手書きの良さがでませんでしたし、ガラス面に書くというのもなかなかうまくいかないものです。

まあ、思いが伝わることが一番大切だと考えると、できるだけ手書きにして細かいところもわかっていただきたいな〜と思っているところです。

このファサードはこれから須磨区の板宿駅近くで工事を始めるカフェの店舗です。
出身の学校も板宿駅にあったので、かなり懐かしく楽しみな現場になりそうです。

2021年

3月

23日

外壁

苦楽園のヘアーサロンの外壁工事にかかっています。

前回までの説明の通りブロックを1段積み、その上にフレームを組みラスカットを貼りアルミサッシを仕込んだところです。

最近のアルミサッシは半外付け仕様になっていて、外壁サイディングをこのラスカットに張ると枠の部分が収まるようになっているのですが、塗り壁の場合はあえて枠周りにケーシングのようにラスカットをダブルにすることで、建物の凹凸が少しでも出るかなと思い、いつもこうしています。

そして壁面専用のモルタルを塗っています。
左官屋さんの説明では、壁面用のモルタルは潰れるかん水を使うことで、垂れなく伸びの良い塗り壁になるそうです。

なんかコテさばきが、べと〜と、伸びるなと思って聞いたのですが、聞いてよかったです。

まだまだ知らないことだらけですが、勉強になります。
この後化粧材の塗り壁材を仕上げに塗る予定です。

2021年

3月

05日

変則的な棚

商談室(サンプル室)の陳列スペースを作っています。

アパレルの洋品店のように自由度の高いロイヤルの棚柱を主体とした方法をとりました。
棚やハンガー、ブラケット等金物部材の種類が多く大変自由度が高く使い安いです。

ただ一つ気になるのが、どうしても単調な陳列になってしまうことです。
カラフルでキャッチーな商品の陳列部分だけは、少し遊び心が欲しいと思いました。

そこで写真のように、変則的なオープン棚を作ってみました。

棚柱のブラケットに造作したオープン棚を乗せる感じです。

棚柱の高さピッチは細かい穴に合わせていくのですが、このピッチが25mmです。

オープン棚の高さを25mmの倍数にすればおけるはずと思い、信じて作ってみました。

難なく置くことができ、複数個のブラケットで支える為に、思っていた以上に丈夫です。

この展開をもっと広げると、面白い陳列スペースができそうな予感がします。

2021年

3月

01日

トイレの改装

某縫製会社の各部署のリノベーションを引き続きさせていただいております。

今回の投稿は男子トイレです。
この会社には従業員の方が多くトイレ室がたくさんあるのですが、一箇所だけ来客用のトイレに改修するというお話があり、させていただいたのが、この写真のトイレです。

何十年前かに竣工されたままとの事でしたので、和式便器と小便器と言うスタイルのトイレでした。

古い和便器や小便器を全て解体撤去し、床のタイルも床高さを変えないように削って撤去しました。

そして新たに床に磁気タイル貼り、壁と2段落ちの天井を作り全て塗装。
和式便器があった位置に様式便器を設置し、左サイドにSK室を作り、残りの左サイドに手洗いやトイレットペーパーの収納キャビネットを設置しました。

来客用ということもあり、間接照明を使い落ち着いた空間としました。

自分の家でもこのサイズのトイレを作れれば、私ならトイレ書斎にしたいです。
・・・まあ!家族になかなか出てこないと文句を言われそうですが。

2021年

2月

19日

同業者からのSOS

どうしても間に合わないと同業者からのSOS

ヘアーサロンの改装工事なのですが、予定されていた大工さんのキャンセルと、すでにフライヤーで再オープン告知済みで延期できないとの事で、突如手伝って欲しいと同業者さんからの連絡。

 

こちらも他の現場も進行中でどうしようかと悩みましたが、もし同じことが自分にあった場合の事を思うと、なんとか手伝おうと思ってしまいました。

 

しかし打ち合わせが全く終わっていなくて、図面も何もない。

しかし一旦引き受けた以上泣き言を言っても何も解決しないし前に進んでいかないです。

個人的なことですが、最近できるだけモバイル機器と距離をとっています。

最近車の移動が多いのでラジオを聴いているのですが、人が語るニュースやその解説、ちょっとした感想などなど、ヤフーニュースのような一方的な情報にはない良さをつくづく感じます。

 

年齢的にそうなってしまったのかもしれませんが、要約したニュースより新聞のニュースのような細かに多くの情報が欲しいと思います。

ゴシップ的なニュースより国際的な出来事や、もっと考えさせられるテーマのニュースが増えて欲しいです。

 

話は逸れましたが、ヘアーサロンの場合多いのが給排水位置の変更ですが、大体こうして床をめくり給排水経路を切り替えていきます。

そして補修をして床仕上げ材を張る事になります。

 

早くコロナから解放されて、人とゆっくり酒でも飲みながら、
マスクなしで語れる日が待ちどうしい今日このごろです。

2021年

2月

06日

オフィースの内装2

年初以来、某繊維工場の各部屋をリフォーム工事をさせていただいております。
社長室のリフォームを終え、昨日、1階の受付室の内装を終えました。
来客者が最初に目にする箇所です。

おそらく初訪問の方はその見た目の雰囲気で、その企業の思いを受け止める場所だと思います。

少し真面目にモダンな落ち着いた空間になるように提案させて頂きました。

左の画像は、プレゼン時のイメージ画像です。

多少変更はしていますが、概ねイメージ通りになりました。

いつも、グラフィーソフト社のアーキキャドの3Dでプランや図面を作っていますが、全機能の半分も使えきれていませんが、かなりリアルに思いを表現できるソフトです。

受付ホールには、繊維工場創業時に使用されていたシンボリックな古いミシンを設置しました。

なんと味わい深い凛々しい姿でしょうか。
完全にやられてしまいます。

そして、引き続き2階の商談室やトイレなども改装させていただいております。
感謝、感謝です。

2021年

1月

19日

オフィースの内装

今日の後は明日、明日の後は週末、週末の後は月末、月末の後は年末と、なんにも変わらない時が過ぎるだけなのだけれど、年末から年初にかけての期間は毎年不安と戦います。

「来年はちゃんと仕事があるか?」「今年はいつから仕事を請けれるのか?」家賃収入や固定的な仕事が無い請負業ゆえ辛い悩みです。

もう独立して10年毎年考えても意味が無い事はわかっているのですが不安になります。

しかし今年は年初早々から、加西市にある某アパレルメーカー様から仕事を頂き、会社のいろいろな部署の内装をさせていただいております。
・・・ありがたい事です。

年初から2週間で社長室の内装をさせて頂き、昨日からは受付室の内装工事にかかっています。

社長室は床のタイルカーペットの張り替え、壁のクロスの張り替え、アクセントタイル、天井はボード増しの上クロス貼りと照明器具の取替えなどでした。

従業員の皆さんもご自分の業務があるのにもかかわらず、協力的に手伝って頂き、全くもって暖かい現場だなとつくずく思います。

他にもいろいろな箇所のご相談も受けておりますので、もうしばらくお世話になりそうな現場です。

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2021年

1月

11日

インダストリアルデザイン

謹んで新年のお喜びを申し上げます。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

今年も早速スタートして1月5日から工事をしています。
タイトルは難しい名前になってしまいましたが、DIYで店舗を作る場合非常にやりやすいデザインかと思い少しアップしてみました。
ハンドメイドの財布屋さんの店舗を作っているのですが、ほとんど施主様自らDIYで作業をされています。

天井は弊社で撤去しましたが、既存の床を剥がし、壁・床・天井と全てDIYで塗装されています。
わざと綺麗ではないのですが、それがまた良い味を出しています。

もともと事務所仕様でしたので、富士型の蛍光灯がたくさんついていたのですが、その蛍光灯を分解し、ガードをつけてハイダクレールにぶら下げるだけで結構雰囲気がでます。

インダストリアルとは工業的なと言う意味合いですが、ザラザラした剥き出しのコンクリートや無骨な金属など機能美を表すデザインです。詳しくはググってください。


外部のサッシも事務所的な安っぽいアルミ色のサッシでしたが、少し材料的には高価ですがアイアン塗料を枠に塗るだけで、無機質な金属感になり、充分無骨感が出ると思います。

この後、網入りガラスを透明に入れ替えますが、もう充分事務所がインダストリアルゼザインな店舗に変わっています。

施主様がほとんど作業されているので、こちらは電気工事やちょっとしたお手伝い程度ですが、インダストリアルとテーマを決めると、わりとローコストな店舗ができるんじゃないかと思います。

2020年

12月

25日

マンションリフォーム2

マンションリフォームも最終工事にかかりました。
既存のフローリングにサンゲツのフロアータイルを貼っています。
マンションの管理規約上、L40やL45などの遮音性を求められていることが多いので、既存のフロリーングの遮音性を生かしながら雰囲気を変えるには、この方法がコスパが良いのですが、質感にこだわりがある方には別の方法を取る必要があります。


こちらは、以前施工させていただいた元町のブティックから自動ドアの依頼を頂きました。
当初オープンなファサードでお客様が入りやすい環境との計画でしたが、夏には外部・内部の温度差で発生する湿気が多く、光熱費やこの時期の外気からの寒さなどを考慮したら、やっぱりサッシは必要とのことになりました。

店舗工事は営業しないとわからない事も多いので、少しずつ問題点に対して改良することが店舗工事には必要かと思います。

今年はコロナ禍の影響で通年とは違う内容の工事が多かったと感じます。
一日も早く収束し、マスクがなくても歩ける環境を願わなくてはいられません。
年内は12月29日まで営業、そして来年1月4日から営業を再開しようと思っております。
今年もたくさんの方にお世話になりました。
あらためまして御礼申し上げます。


2020年

11月

20日

あまから手帳9月号

打ち合わせまで少し時間があったので、本屋さんで立ち読み。

もう20年以上前から発行を続けている骨太な月刊誌「あまから手帳」9月号に、弊社が店舗施工をさせていただいたお店が2店舗出ていた。

1軒目は、六甲道の「ル・トレフル』さん
野菜の卸をしつつ、旬な素材を生かしたフランス料理店をされています。パリの気鋭店で3年修行されていて、手頃な価格で本場パリの味をいただけます。

そして2軒目は、みなと元町の「神戸中華・うえばやし」さん
東京や広東省のホテルで腕を磨いた店主。
隣接する南京町のお店とも少し異にした、近郊素材の活用、滋味を生かした優しい味付け、イタリアンやフレンチのエッセンスも散りばめた我流上林中華。

どちらのお店も素材と料理を作る価値にお金を払う意味があるお店です。
両店は野菜を通じてつながっています。

是非是非、チェーン店や家庭では味わえない料理をたまにはいかがでしょうか?


2020年

11月

10日

カフェの改装

兵庫の菊水町でシンボルカラーがオレンジ色のカフェを再営業の為に改装させていただきました。
今年はコロナ禍の為なのか、営業力の低下なのか新規開店の店舗工事が例年に比べ少ないです。

最近は営繕的な修理やメンテナンスなどの仕事がほとんどで、
そんな状況の中でも、たまに改装工事の依頼頂けることはありがたいことです。

水回りの補修が中心だったのですが、折角再営業という意味合いもあり、一番汚れていたテントを張り替えることになりました。

同じオレンジ色では面白くないので今回はレモン色にしていただきました。ついでに扉もレモン色に変更です。

前面道路の通行量が多くまたバスの停留所でもあり、排気ガスの影響かテントや外装がすぐに汚れてしまうそうです。
バス待ちの方からいつ再オープンするのなど頻繁に聞かれたことから、このお店が地域の方の憩いの場だったことが伺えます。

幸い皆様から明るくなったと喜んで頂け、微笑ましく暖かい改装工事となりました。
(ありがとうございました・・・感謝!)

2020年

10月

23日

小さなカフェ

阪急六甲の南側に六甲八幡神社があります。
静寂な凛とした空気の神社で、お参りをする度背筋がピンと伸び心が休まります。

その神社の南側に小さなカフェの店舗工事をさせて頂きました。
もともと事務所仕様のお部屋でしたが、軽飲食なら大丈夫でした。

すごく難しい箇所はなかったのですが、既存の躯体壁がALCで団子貼りのプラスターボード仕上げで、重いものを壁につけたりは壁下地に補強が必要でした。

床は塩ビタイル(フロアータイル)、カウンターゴム集成材、壁天井クロス貼りと言う、いたってシンプルな内容の施工でした。

今年はコロナ禍で新店工事が少なかったのですが、仕事をいただけて本当にありがたく思い施主様には感謝しかありません。

やっと全体的にコロナ騒ぎも落ち着いてきたのか、少しずつですが、新店のプランニングや見積が増えてきました。

今年は年初に、できるだけ怒らずに穏やかに人に優しく生きていこうと決めました。
トラブルもあるしうまくいかない事だらけですが、これからも人に優しくは続けて行きたいと思います。
・・・そう思い続けたら、うまくいくような気がします。

2020年

10月

15日

タキステップ

40年ぐらい前に建築された4階建てのRC造。
共有部の階段のクッションフロアーが捲れ上がってきていたので、綺麗に直す仕事をさせていただいております。

40年ぐらい前のコンクリートはサクサクで人間で言えば骨粗鬆症みたいな感じだと思います。

最初は塩ビシートを貼って、段鼻にアシストのステップ金物をつけようかと考えていたんですが、クッションフロアーをめくると段鼻のコンクリート角がボロボロ崩れ、これ以上ビスなどを打つとあまりよくなさそうです。

そこで、段鼻・踏み面・蹴込みが一体型になった、タキロンマテックスのタキステップで施工することにしました。

一体物なので全体的にビスを打つ必要がないので、これが良いかと思った次第です。

マンションの共有部階段や廊下などによく採用されている材料で、滑り止め加工もされているので、傾斜のきつい階段には特にお勧めです。

建築資材はメーカーも多いし、どんどん新商品もでているので、もっともっと知識を増やさないといけないな〜と思っております。

2020年

9月

28日

高架下の雑貨店

40年前ぐらい、高校生の時よく
三宮から神戸駅まで続く国鉄の高架下の狭い通路を、友人たちとダラダラ歩きました。通路の両サイドに並ぶ古着屋やミリタリー店、そして質屋のような家電店やレコード屋などを覗き見ながら、アメリカに憧れたことを今でも思い出します。

今ではすっかりそんなお店はなくなってしまいましたが、その時代時代で流行りのお店がいつもあるそんな高架下もピアザと名前がつき、いき続けています。
さて、そんなピアザ1にアパレル店の居抜きで雑貨店の改装依頼をいただきました。

アパレル店舗内装はそのままに、こげ茶だった木部を全て白に塗装、ナチュラルな棚板新調で雑貨店に模様替えです。

少し暗かった店内も明るくなり、床も塩ビタイルで少しおめかししました。

高架下も最近は少しシャッターがおりたままの店舗もあるようですが、もう少し出店しやすい条件に変われば需要と供給のバランスがとれ、また今の時代を象徴する店舗で溢れる日がくるのではないかと思います。

なんせ、通路の狭さが今の都市計画に逆行しているかもしれませんが、賑わいの演出にはこの狭さが最大の利点だと思います。

2020年

9月

07日

9月4日開店

夜な夜な工事を続けていたアパレルショップの工事も終えることができました。

コロナ禍で様々なことが影響を受け、閉店を余儀なくされる店舗がある一方で、こうして新たに開店される店舗もありで、我々店舗工事業者も、少しは役に立っていると感じられます。

9月4日にオープンされたこちらの店舗は、イタリアの老舗スポーツ用品メーカーのショップです。

工事のお話をいただくまでは、実は私このブランドを全く知らなくて、息子達に聞いたらよく知っていました。
もっと街歩きや雑誌などにも目を通さないといけないなと思った次第です。

工事の思い出に気に入ったスニーカーがあり購入しようかと思ったのですが、私のスニーカー日常購入価格の倍ぐらいの価格だったので、未だに思案しています。(笑)

2020年

8月

18日

C工事

お盆も過ぎて平常通りメーカーも動き出しホッとしている状態です。
今年はお盆期間も工事を続けた現場が多かったので、メーカーがお盆休みの期間、材料発注ができず、少し段取りが狂いました。

さて、夜な夜な三宮で工事を続けているファッションビル内に出店するテナント(イタリアのスニーカーショップ)工事も、概ね形ができてきました。

業界的にはC工事と呼ばれる工事範囲ですが、ビルオーナーの工事がA工事、管理会社の工事がB工事、そしてそのビルに入店するテナント工事をC工事と区分します。

シンプルな空間ですが、商品を陳列するための棚を取付るために、棚柱と呼ばれる細い金物を壁に埋め込みました。
この棚柱にブラケットと呼ばれる腕をつけて棚を載せる仕組みです。
すごく便利な金物で、どなたでも一度はどこかで見かけていると思いますが、これを超える金物はなかなか出現していないと思います。
ハンガーパイプやガラス棚・木棚等様々なアイテムが自由に設置でき、さらに高さも自由に変えれると言うアイデアは、尊敬に値する商品です。

最初にこの発想に着眼し商品化した方には脱帽です。
成功者はシステムを作るとはうまくいったものです。

2020年

8月

12日

いろいろな改装工事

今年は、普段あまりリクエストの無いような工事が多い。
スポーツクラブからフルオープンするサッシに網戸をつけて欲しいと。

調べてみるとありました。
コロナの影響はこんなところにも派生しています。

三宮の脱毛サロンさんから、トイレのタイルがダサいので、クロス貼りにして欲しいとの依頼。
タイルに直接、塗装をしてはいかがかと提案はしたのですが、やっぱり壁紙にされたいと。

タイルの上から下地を組んでプラスターボードを貼りました。あとはクロス(壁紙)で仕上げます。

三宮のファッションビル内の工事も夜な夜な、みなさんが寝静まった頃、工事を続けています。

やはり夜間作業は、職人のテンションは下がります。

しかたないです。仕事ですから。

北六甲の医院改装も、お盆休み関係なく普段通りのように工事を続けています。

屋根塗装と外壁塗装もしているのですが、職人さんは暑さでヘトヘトです。内装はエアコンがある環境なので、なかなか快適そうです。

ただ、みんな家族がいるので、お盆ぐらいは休みをと思うのですが、取れますでしょうか?

弊社の事務所は、明日13日〜15日までは、受付の電話応対が不在です。
メールや携帯電話をいただくのは、全く問題はございません。

2020年

8月

04日

ファッションビル内の店舗工事

三宮のファッションビル内にアパレル店舗の工事をしています。

このようなビルの工事は、他の店舗が営業を終えた後から工事をする必要があります。
迎えた初日、仮囲いをみるとすごく幻想的に感じて思わず写した一枚です。

エアコンの冷気がまだまだ通路には残っているので、この時期昼間外部で仕事をするよりはるかに快適です。
ただ、朝までの工事が続きますので、職人さんたちは睡魔との戦いになります。

初日、朝までには概ね軽天工事が終わりました。

工事用の仮設電気がなかったのですが、最近の工具はほとんど充電式なので、なんとか作業をすることができました。

大きな箱で、シンプルな空間の場合、圧倒的に軽鉄組(事前に実測してカットしています)は早いのですが、小さな空間で凸凹が多い店舗の場合は、木下地の方が早いようには思います。

どちらの工法も、効率良く進められる方が、コスト安に直結すると思います。
さあ〜8月末まで、睡魔と戦いながらの作業が続きます。

2020年

7月

29日

クリニックの受付改装

医院の受付らしい構えですが、閉院した医院を再開院のために少しだけ改装しております。

受付と中はガラスで仕切られた状態で、コロナ禍の今は非常に都合の良い作りなんですが、やっぱり閉塞感が前面に出て、重苦しい雰囲気になっています。

それでこの開口部をもう少し大きくすれば、閉塞感はなくなり開放的で明るい雰囲気が出るんじゃないかと思い、次の写真のようにしています。

上部のガラス部分を大きくして、天井部分にデコを作り、カルチャードブリックを貼ろうかと思っております。

のっぺりした壁だったので、多少凹凸をつけて、軒天にダウンライトを仕込む予定です。

あまり大きな変更はできなかったのですが、これだけでもだいぶ雰囲気が変わり、開放的になったかな〜と思っております。
この後、外壁塗装や床やベンチシートやサインまで改装していきます。

簡単な工事から複雑な工事まで、前向きに取り組みますので、真剣に依頼していただければ嬉しいです。

2020年

7月

21日

クリニックのリフォーム

マンサードの屋根形状
個人的にすごく好きです
切妻屋根のシンプルさに少しの角落としで、建物自体で、柔らかい雰囲気が溢れるのが好きです。

さて、地元密着型で営んでいたと思われる医院を、お医者さん変わりで、建物をリフォームさせていただいております。

結構古い建物ですが、ミサワホームが一番輝いていた頃の建物で、なかなかしっかり趣も残していると思います。

早速、不用品を撤去し、和式のトイレを洋式に変える為に、トイレの床や便器を外しています。

クロスを張り替えたり、床材を貼ったり、外部は壁面や屋根を塗装したり、などなど作業はたっぷりありますが、ひと月ほどかけて楽しくやっていきたいと思います。

2020年

7月

07日

天蓋について

暑い、雨が多く湿気がきつい。

コロナ禍もまだまだ続いているので、マスクが息苦しく感じる毎日です。

このプログもほったらかし状態になってしまい、慌てて書いている状況です。

以前施工させていただいた、専門レストランからの依頼で、カウンター上の天蓋を外してエアコンの位置を変更してほしいとの依頼です。

天蓋(てんがい)とは聞きなれない言葉だと思いますが、店舗工事業者は、カウンターの上にくる吊戸風のものや照明で飾った物を天蓋と呼びます。

初日、天蓋を撤去して、2日目エアコンを移設し、撤去後を補修するという作業でした。

しばらく期間があいてしまったプログですが、何とか仕事をしている事だけを伝えたかった内容になってしまいました。
また、明日から頑張ります(笑)。

2020年

6月

20日

間仕切壁

以前施工させていただきた、苦楽園のヘアーサロン様からセット面の間仕切壁を作って欲しいと依頼を頂き早速工事をしました。

間仕切壁と言ってもカーテン併用スタイルでオープンな部分が多い間仕切壁です。

昨今コロナウイルスの影響で様々なところで細かな配慮が店舗においても必要なようで、今まで依頼がなかったような仕事が出てきました。

一番多いのが網戸の取付依頼が多いです。

今回間仕切壁の造作ついでに、少し汚れてしまったジョリーパッド(青い壁の部分)の壁も塗装で一新させます。
消毒液を吹きすぎて色が少し変わってしまったとオーナーは笑っていました。

店舗の内装に限らず外装にもよく使用するジョリーパッド(アイカ工業)。樹脂系の塗り壁材ですが割れにくく色数と塗り方のバリエーションが多いので、いろいろなタイプの店舗に使用することができます。

パテを入れて、カチオンシーラーを下地に塗ってその後水性塗料で仕上げていこうと思っております。

2020年

6月

13日

ヘリンボーン

なぜか女性に人気が高い、ヘリボーン。

模様の一種で、ニシンの骨に似ていることから、この名がついたらしい。

この床材はサンゲツのフロアータイルなのですが、実際木のフローリング材で施工することもあるのですが、一つ一つのピースが細かいので、それはそれで結構大変な作業になります。


ちなみにフロアータイルというのは、床用塩ビタイルのサンゲツの商品名です。フローリング風、石風、タイル風と種類が豊富で、比較的安価な為よく使用致します。

ヘアーサロンの工事も終わり、いよいよ梅雨に突入しました。今年はコロナの影響で、仕事が劇減りですが、気持ちを切り替えて「こういう時もある」と思いじっくり我慢する時期かなと思っています。

こんな時期だからこそ、一つ一つの仕事は大事に丁寧に初心に帰ってやっていきたいと思っています。


2020年

5月

28日

シャンプーチェアーの床

このエリアはシャンプーテェアーを設置する場所なのですが、コンクリートの床上に、給水排水の配管を床下に仕込んでいるところです。

土間コンクリートを配管に合わせて掘削することもできますが、工費を少なくするため、そして配管メンテナンスや変更があった場合も対応がしやすいように、概ねこのような方法で対応しております。

シャンプーチェアー(バックシャンプー)本体設置の為には、このように床上げ仕様の場合は、床下地材の厚みを30mm以上と指定されています。
がっちりチェアーが倒れないように設置するためです。

調整束に20mmのパーチカルボードを敷き、さらにその上に12mmの構造用合板を敷いています。(弊社の場合、だいたいこのパターンで施工しています。)
土間コンクリートに直にシャンプーチェアーを設置する場合は、先ほども説明したように、土間コンクリートに配管類を埋め込み、固定用のアンカーを土間に打ち込む仕様になります。

店舗工事は内装のデザインも大事ですが、給排水や電気の設備関係がもっと大事だと思います。
デザイン面は表層部分なので、変更が割と簡単ですが、設備関係はなかなか変更や修理も簡単ではないので、じっくり計画する必要があると思います。

世の中もやっと新型コロナ禍も落ち着き始めた感じですが、此方は、おかげですっかり仕事も少なく、借金だけが増えていますが、焦らず頑張って続けていきたいと思います。

2020年

5月

12日

塗装工事

ヘアーサロンの工事の続き。
前の店舗のトイレを壊し、広くなった感があった内部を塗装しています。

一部天井剥き出し予定のコンクリートに半ツヤ消しでホワイト塗装。

すっかり広く清潔な感じが出てきました。
造作の後に塗装をすると養生の部分が多くなるのですが、たまたま塗装屋さんの時間がうまく空いていたので助かりました。

もう長くお願いしている塗装やさんですが、気心もだいぶわかってくれてるようで、言い忘れていた勝手口の扉も、黙って塗ってくれていました。

「どうせ塗らんとあかんやろとおもて!」
ちょっとしてことですが、結構こんなことが嬉しくて、また次の店舗の塗装もお願いしようと思ったりします。

何人もの職人さんの手を借りながら、少しずつでも出来ていく過程は、不安もありますが、楽しい仕事です。

2020年

5月

07日

ヘアーサロンの工事

ヘアーサロンやネイルサロンなど年に2〜3件の工事を頂きます。

この業界は個人的な意見ですが、
商材を卸す会社や専門の椅子類を作っているメーカーなどがたくさんあり、そのほとんどの会社が別部門で店舗デザインや店舗内装工事を手がけていらっしゃいます。
ですので、流れからしてほとんどの新規開業オーナー様はそれらの会社に委ねられるのだろうと思っています。

それでも数件、弊社のような弱小会社にデザインや内装工事を依頼いただけることはありがたい事です。
何かもっと創意工夫をして、もっと依頼をいただけるように努力が必要です。

コロナウイルス感染でいつもと違うGW明けでしたが、からっとした好天に恵まれ、今日から解体工事にかかりました。

今回の現場は、ほとんどスケルトン状態なので、このトイレ周りのブロック壁を撤去するだけなので、2日間あればできそうです。

緊急事態制限が5月末までと延期になり、まだまだ例年の様子とは違いますが、自転車操業の弱小会社は、働かないと行き詰まります。

政府が支給してくれる1人10万円が待ちどうしい限りです。
トホホ!!

2020年

4月

28日

コンテナをオフィースに

相変わらずコロナ感染のニュースが駆け回り、いつもとは違うGWを迎えそうです。
このコロナ感染が終息した後は、いろいろなことに変革が起こりそうな気がします。

昨日からコンテナをオフィースにする工事をしております。
少し山あいの地域で、天候も良くて空気も気持ちよく、ほんのひと時でもコロナを恐れない時間が持てたことが幸せです。

コンテナの窓開口部(施主様がご自身で開けられた)に窓のサッシを取付、内部は断熱材を入れて側壁を作る作業です。

コンテナの中を内装する工事は、今まで一度も経験していなかったので、ある程度現場で考えながら行うと言う工事にはなってしまったのですが、まずは天井からという順序で進めて行きました。

コンテナ本体は鉄骨フレームに鉄板が6面溶接された構造で、フレームだけで構造が保たれています。
側面や天井面は鉄板一枚という内容なので、何せ外部の温度に敏感に反応しそうです。
以前、北欧のログハウス部材をコンテナで輸入してたのですが、この内部で輸送中蒸されていたのかと思うと木材にとって過酷な環境だったことだと思います。

そんな事から6面壁すべてにスタイロの断熱を入れようと思いました。
ロックウールやグラスウールの断熱材では、少し厳しいのではないかと思った次第です。
もう少し工事はかかりそうですが、少しでも快適なオフィースになればと思っています。

2020年

4月

15日

ウレタン塗装の白濁

世の中ががらっと変わったようなコロナ騒ぎ。

ご多分にもれず大変隙になっています。
こんな時もあるやろと自分を励まし、この先を信じ仕事を続けている状態です。
さて、昨年施行させて頂いた自家製パン店ですが、レジカウンターとパン陳列台の天板が白濁していると連絡を受け、一度塗装屋さんに見てもらいペーパーかけからウレタンを再塗装して貰ったのですが、やっぱり白濁してしまい、どうしようもないので天板の再施工をさせて頂きました。
原因はいったい何なのかが特定出来ず、塗装の難しさを痛感しています

 

既存の天板を全部はずして、同じサイズ・同じ形態で再び新しいゴムの集積材で施行しました。
余談ですが、ゴムの木は非常に硬く質量も高く重いいのですが、木目と樹色が洋風で、わりとお気に入りの集積材です。

前回はオイルステインにウレタンクリアーだったのですが、同じ事をすると白濁が起きかねないので、今回はオイル塗装で仕上げたいと思いました。

前回は少しでも清掃がしやすいかなと考慮してウレタン塗装を選んだのですが、結果的には大失敗となったのです。

写真ではあまり違いが分からないかも知れませんが、オイル塗装でこんな感じに仕上がりました。

艶と色が多少変わっているのですが、白濁する要素は無さそうだと思っています。

長くいろいろな店舗工事をさせて頂いておりますが、いろいろな業種によって、配慮する点が多々

違うので、なかなか苦労はしますが、ひとつひとつの失敗の経験が今後に役立つと思い、この仕事を続けています。

塗装に使用したのは、ドイツ製のオスモ社のウッドワックス。

欧州は健康基準にかなり厳しく、このオスモ社のワックスも子供の積木などに採用されています。

子供が口に入れても害が無いような基準になっているそうです。
国産の塗料よりかなり割高だとは思いますが、発色・耐久・施工性などかなり良い塗料だと思います。

2020年

2月

17日

現場調査

今年になってすごく物事が進みません。ひょっとして前厄のせいかもしれませんが、気を取り直して現場調査について書きます。

電話やお問い合わせファームから店舗改装や新設の依頼をいただくと、まずは現場調査にお伺いします。

ほとんどの案件は古い建屋が多く何回も改装されている場合が多いです。
そして過去の図面が何も残っていないことがほとんどです。
ですから、まずは現場調査で空間の寸法を採寸していきます。
採寸が終われば、水道の位置、電気の容量、ガスの容量などを調べ、施主様の要望を伺うという手順になります。

上の写真のように、ほとんど建物躯体だけになった案件。
そして右写真のように、躯体壁に仕上壁が残っている案件。

もちろん後者の方が作業工程が少ないため、若干費用面は有利になります。

現場調査を終えると、提案図面の作成に取り掛かるのですが、ここから3〜7日かけて提案図面と概算見積書を作成します。

だいたい2〜3社相見積もりの場合が多いのでしょうが、全部の業者が出揃うまでには待ちぼうけの日々が続きます。

この待ちぼうけの日々は本当に長く感じれらます。


2020年

1月

29日

テーブル席とカウンターのディテール

今年に入り、すっかり暇になってしまいました。
毎年1月はゆっくりしているのですが、今年は例年にもましてゆっくりしています。
いろいろご提案している案件はあるのですが、うやむやなまま日々を送っております。
こんな時は普段できないことをしようと思い、店舗デザインの際に頭の中にある図面を書き起こそうと思いました。

まずは飲食店の業態によるテーブルサイズの基本的なサイズを図面化してみました。

そしてカウンターと椅子の高さの関係性。

厨房の床が上がっている場合が多いのですが、その場合もできれば客側の床高さも調整したいものです。

個人的な判断で断面図を書きましたが、他の店舗デザイナーさんに、それは違うという意見もあるでしょうが、標準的なところで少しでも、新規開店オーナー様の参考になればと思い作成したものですので、おお目に見ていただけたらと思います。

2020年

1月

14日

積層材(集成材)について

カウンターや棚板などに積層材(集成材)を使うことがよくあります。
一般的には、赤松(パイン)、ゴム、ナラ、スギ、ツガ、タモ、オーク、ヒバ、ウォールナット、チーク等いろいろな樹種が様々な厚みで販売されています。

安価な部類では幅600mm長さ4000mmまでなら比較的容易に販売されていますが、高級な樹種はなかなか幅の広いものは容易ではないです。

写真は先日の現場で使ったゴムの積層材の断面です。ピース状の木材を専用のボンドで繋ぎ合わせることで、比較的安価に調達できて、施工上の狂いも少なくて良い材料です。

これは、パインとタモの積層材です。
年末年始の休みを利用して、様々な積層材にオイルを塗ってみました。

塗ったオイルはアンティークワックスで左:ウォールナット、中:オーク、右:チークです。全て一度布で擦りました。


樹種が違っても、オイル塗装をしてしまうとよく似るのですが、オイルが染みることで、幾分木目の違いが出る感じです。

こちらはゴムとウォールナットの積層材。色目が大幅に違いませが、硬さはよく似ています。

そして上と同じようにオイルを塗ったものです。


幾分オイル塗装で着色はされるのですが、濃い色目の樹種はワックスの色の違いがたいして影響しないことがわかります。
今回いろいろな樹種板にオイル塗装をしたので、もっと種類があるのですが、このブログではこのあたりにしておきます。
樹種の違いで、硬さと重さ(比重)が全く違うのですが、柔らかくて軽いものは比較的に安価で、硬くて重いものは比較的高価です。

他に気になる樹種がございましたら、お問い合わせしてください。
今年も一年よろしくお願い致します。

2019年

12月

27日

珈琲焙煎店

神戸市西区で店舗工事をしていた、珈琲焙煎店がオープンしました。

外観はできるだけ店内が見えるいつもの仕様です。隣が人気店のパン屋さんなので、相乗効果はあるようです。
神戸人は本当にパン好きが多いようで、美味しいパンにはこだわりの珈琲豆でという方も多いようです。

多少目立たない場所でも、その商品を求められるようになると、遠方からもたくさんお見えになるようです。

 

店内はざっとこんな感じで、白を基調に少しナチュラルな雰囲気です。

大きなテーブルには試飲様に珈琲豆が並べられ、各々試飲をすることができて、自分好みの珈琲豆を探す事ができます。

POP関係はオーナー自らが書かれて、珈琲豆への思いがすごく感じられます。
デジタルの書体では、こんな優しい雰囲気にはならないでしょうね〜

ちなみに黒板のような部分は全て壁紙なのですが、チョークで書ける仕様なので、なかなか楽しい素材です。

そしてオーナー自ら作られたディスプレー棚。
SPFのツーバイ材をうまく加工して、何箇所か回ったホームセンターで見つけられた杉の棚板。
なかなかの出来栄えで、総額1万円ほどでできたようです。

限られたご予算の中で新しくお店をオープンさせるという行為は、期待と不安が同時に襲ってくるとは思いますが、何かやらないとなんにも始まらないとつくづく思います。

2019年

12月

12日

店舗改装2題

今年も残り20日ぐらいになり、一年って早いな〜と思います。

さて昭和の香りがプンプン残る喫茶店(カフェとは呼べない)を木灰そばの立ち食い店に改装しています。

『木灰そば』って何だろうとちょっと調べたら、もっかいと読むそうです。
沖縄そばの麺の製法の一種のようで手間がかかるが、喉越しが良いように書いていました。沖縄には2年ほど行ったり来たりの期間があったんですが、木灰そばは全く知りませんでした。沖縄そばは好きなので、オープンしたらいの一番に食してみたいと思います。

ほとんど内装はこのままで、最低限の改装でオープンさせたいとのオーナー様のご要望です。

こちらは洋菓子店をカフェに改装しています。

もともとカフェのような内装ですので少しの改装ですみそうです。

オーナー自ら壁の左官などもされるようで、我々は給排水や電気設備・ガス工事を中心に工事をやっています。

初期投資はできるだけ少なくお店を始められるのは一つの賢明な選択だと思います。

2019年

12月

02日

珈琲焙煎所工事途中

対面販売用のカウンターを作り、外部のファサードもできて、だいぶ雰囲気ができてきました。

静かな住宅地なので工事の音が結構漏れるかなと少し心配していたのですが、以外と付近にメーカーの倉庫などがあり、配送に行き来するトラックの方がうるさいぐらいです。

今年はず〜っと繁華街近くの工事が多かったので、郊外は久しぶりです。なかなか環境もよく新鮮な空気が吸えてる感じがします。

話は変わりますが、最近家庭用の全自動コーヒーメーカーを購入しました。自動で焙煎豆をミルして抽出するタイプですが、安いコーヒー豆を使っているので、あまり良い香りがしません。

少し余裕ができれば、いろいろな珈琲を味わってみたいと思います。
このお店ができれば、珈琲豆にはまるかもと思っています。


2019年

11月

20日

Pioppino

ここは三宮センタープラザ1階、パチンコTaiyoの裏手通り。

三宮センタープラザは商業施設の複合テナントビルになっているので、工事の規約は厳しく決められています。とりわけ重要な事は、夜10時〜朝6時までの時間帯しか工事ができません。
昼の時間帯はほとんどのテナントが営業をされているので、音や匂いの問題を考えると当然といえば当然です。

そして夜12時をすぎると一斉に、全ての扉が施錠され、一般の方は誰も許可なく入れなくなります。お話を伺うと以前は施錠していなかったそうですが、泥酔客が夜中にトイレを利用して汚したり、冬は内部は暖かさが残っているので、夜中に寝る人がいたりして、対応が大変だったようです。
そんな事があり、今は施錠することになったそうです。

さて、Cut1000という理容店の一部にカフェを併設されたいと依頼を受け、対面販売のカフェを作らせて頂きました。
Pioppinoという店名でエスプレッソカフェをメインに販売されるようです。
一度ご利用してみてください。

そして、カフェ工事に合わせて理容店のファサードも少し改装させて頂きました。
フイルムが主体の作業でしたが、色目を変えただけでカジュアルな店舗が少しシックになりました。

工事は夜間作業になってしまいましたが、各職人さんも愚痴も言わず、やってくれたので、感謝感謝です。

2019年

11月

14日

珈琲焙煎所

もともと「うどん屋」さんだった店舗を珈琲焙煎所兼カフェに改装する工事にかかりました。

隣は地元ではかなり美味しいと有名なパン屋さん。

オーナーさんとこの空きテナントを最初に一緒に見に行きました。
数件空きテナントを同行して見たのですが、隣のパン屋さんを見たときに、ここが一番良いかなと感じた場所です。

住宅地の中心部で、だれもかれも通るような場所ではないのですが、付近の環境や珈琲焙煎というゆったりな言葉が一致しているように思いました。

まして、付近のカフェなどに卸し売りを主体とするようなので、大通りより、静かな住宅街の方が良い感じがしました。

同行させて頂き決めた場所ですから、こちらも力が入ります。
これから約1ヶ月間ほどかけて、作業に取り掛かっていきたいと思います。

写真は解体開始後3日目です。

2019年

10月

15日

神戸中華うえばやし

みなと元町の神戸中華うえばやし様の工事も、ようやくほぼ完成に行き着きました。

外装を含めた店舗改装でしたが、改装工事のために一旦休業をされていて、繁盛店でファンの方が多いお店でしたので、私個人の友人からも『まだ工事終わってないんか〜」などと催促されていたりで、結構ヒヤヒヤものでした。

いつものことながら、改装中現場で変わっていく姿を見ているので、どんだけ変わったかはピンときませんが、再オープンで贔屓のお客様が、だいぶ変わったな〜と思っていただけたら嬉しいです。

今回のコンセプトというか、改装を必要とされたのかは、内装を綺麗にするだけの事ではなく、店側のオペレーションを根本的に変更することでした。

そのあたりの仔細は、店舗にお越しいただき、オペレーションを確認していただけると、すぐに判明すると思いますので、ぜひご来店よろしくお願い致します。

尚、ランチは予約不要ですが、ディナーは予約をされた方が良いかと思います。

2019年

10月

05日

外壁 ブリックタイル

元町商店街の中、工事をさせていただいている店舗入り口の柱部分に、構造用合板で下地を作りブリックタイルを貼り出しました。

タイル専用の接着剤で団子をつけて貼る感じです。
用意したのは、オオムラのブリックタイル。
在庫の豊富さと種類の多さ、そして発送の速さが非常に助かります。

約2日かかってここまで仕上がりました。
簡単そうに見えますが、なかなか微妙な感覚と慣れが必要な作業です。

工業製品でブリック模様のパネルのようなものはあるのですが、一個一個を人間の手で貼り付けていくというのは、なんか暖かく自然な風合いになります。

通行する多くの方が、興味一杯で作業を見てるのがなんか不思議な感じでした。

あまり若い職人さんがいないので、この先タイル業界もどうなっていくんでしょうか?
まさかAI機能付き自動貼り付けマシーンが登場するのでしょうか?

来週後半の完成に向けて、最後の追い込み作業となっています。

2019年

9月

28日

外壁モルタル

みなと元町の中華料理店の改装工事も後半を迎えました。

前の店舗をご存知な方は、どこが変わったんたろという感じですが、入り口が左側から右側に変わっています。

以前あったインナーポーチを店内に取り込んだので、店内面積がわずかに増えています。
外壁は途中ですが、下地に防湿シート、そしてラスカットにモルタルを塗った状態です。これにタイルを貼って仕上げたいと思っています。

店内の方も下地はだいたい出来上がり、この後仕上げ作業と家具類の取り付けにかかりたいと思っています。

このお店の改装が始まって元町界隈を歩くことが多いのですが、外国の方を本当によく見るようになってきました。

一時期元町商店街はシャッター通りの面影ができつつあったように思うのですが、外国の方のおかげで、すごく活気を戻しているように思います。

もちろんメリケンパークとの融合や中華街の頑張り、タピオカ店の台頭なども寄与しているとは思いますが、だんだんうまく繋がってきているように感じます。

もうしばらくこのエリアで仕事が続きます。・・・・

2019年

9月

18日

モザイクウッド

ヘアーサロンの内装工事完成間近に、調合台兼カウンターを搬入しました。

家具屋さんで本体を5分割で制作して、現場で組み立て、腰壁にモザイクウッドを貼りました。

搬入に際しては、階段が狭いのとエレベーターが小さいので、何度か最大エレベーターに積めるサイズを検証して、5分割としました。

この壁面に貼ったモザイクウッドは、最近いろいろな輸入建材屋さんが扱いはじめてるのですが、陰影のある表情が面白いです。

主に東南アジアで制作されていると思います。

表面はオイル塗装なので、自然な風合いも魅力です。

裏面はネット貼りのパネル形状になっていますので、施工性もかなり良く、短時間で施工をしないといけない内装などにも有効かな〜と思います。

間も無くタカラベルモントのシャンプー椅子が設置されると、ほぼ完成となります。

2019年

9月

09日

軽天工事

元町4丁目洋品店の現場です。

店舗の内装の間仕切壁や天井を作る際に、軽天工事をおこないます。

軽天と呼ばれ所以は、口型やコ型の軽量鉄鋼(薄を専用の金物で作業をすることで、軽い天井や壁の下地を作ることからでしょう。

複雑な形の間仕切や複雑な形状の天井を作る場合は木材を使用して作ることが多いのですが、シンプルな天井などは、施工性が良い軽量鉄鋼で作る場合が多いです。

そして、軽量鉄鋼で下地を組み終えると、その面にプラスターボードや構造用合板など、その面の利用のされ方に基づいて決めていきます。

ほとんど壁に何かをつけるや、防水対策が必要でない場合は、壁には12.5mm・天井には9.5mmのプラスターボードを貼ります。

プラスターボードは壁紙や塗り壁材との相性がよく耐火性もありますので、一般的かと思います。
音の対策は断熱材や防音シートを内部に挟んでください。

タイルを貼ったりするような重い素材を貼る場合は構造用合板の方が良いと思います。
全て構造用合板の場合は、合板から灰汁が出ますので、塗り壁や透湿性クロスの場合は灰汁が出ないようにするよう注意が必要です。

外部はタイルを貼る予定ですので、構造用合板を貼っています。

すごいピッチで施工しましたので、20坪の二重床と壁・天井工事を約1週間でおこないました。

他の現場が詰まっている時は、職人さん皆んな、作業が早いし頑張ります。
ありがたい事です。

2019年

9月

02日

床の下地

すっかり夏の終わりを感じるような空気感になってきました。

お盆休み返上で進めていた、中山手通りのヘアーサロンも下地がほぼ完了して、今日から仕上げ作業に入っていく予定です。

このヘアーサロンは、シンプルにクロス仕上げとフロアータイルで仕上げますので、今週中にも、それらの作業を終えれそうです。

こちらは、31日の土曜日から、内装工事を開始しました。

場所は元町商店街の4丁目。
人通りが多いエリアで活気があります。
お昼ご飯も、店が多く選び放題なので楽しみです。

新築のビルのテナントなので、関電の電気がまだ引き込まれておらず真っ暗な状態ですがが、なんとか充電式工具や充電式照明器具で、作業を進めています。

さすがに店舗用に設計されているため、どんな業態のテナントでも出店しやすいように、床だ下げられピット状態での躯体仕上げです。

施工する店舗は洋品店なので、乾式の二重床工法で、床の下地を作っているところです。

電気がないのは、かなり辛い状況ですが、消費税の増税に伴う工事の増加で、各々の業者さんも皆んな一杯一杯で工程の調整が大変みたいで、無理をしてでもやっている状態です。

10月の後半には、この忙しさから、皆んな解放されるのでしょうね〜
まあ、仕事をさせていただけることが、ありがたいことです。

2019年

8月

23日

アパレル店のプラン

お盆を挟んでバタバタしているうちに、ブログの更新も遅くなってしまいました。

お盆前から工事をしているヘアーサロンは順調に工事が進み、そのあい間をぬってアパレル店のプランをしております。

アパレル店の内装は比較的シンプルな事が多く、空間を創るという感覚なのですが、商品を陳列する什器関係が多く、考える比重は什器が中心になってしまいます。

飲食店の椅子やテーブルは、沢山のメーカーがありほとんど既製品でもなんとかなるのですが、アパレル店の陳列用什器は既製品が少なく、ほとんどの店舗は、別注で家具屋さんが作っているのではないでしょうか?

スーパーや量販店の可動式棚はロイヤルのようなメーカーがしっかりあり、バリエーション豊富なのですが、なにせシンプルすぎて、あまりどこの店舗でも使えるものでもないので、やっぱり、各々の店舗で独自に作るのが常套手段だと思います。


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